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イントゥ・ザ・ワイルド(ショーン・ペン、2007年、アメリカ)
b0062149_292951.jpg先ほどFBNに投稿しました。映画ではクリスと父親との関係がクローズ・アップされていましたが、これはショーン・ペンの解釈だそうで、このあたりは彼のの思い入れの強さが大きく働いているようです。私には「怒り」や「憤り」のようなはっきりとした理由というよりも、もっと漠然とした気持ちでクリスは旅に出たように思えました。その生き方に疑問はあるものの、クリス・マッキャンドレスという人物に興味を覚えたので原作本を読んでみて考えてみようと思います。

内容そのものはニュートラルな見方がされていたものの、監督の思い入れの強さのためか演出はところどころで過度に感情的になっているように思えました。音楽の使い方も少々くどく感じたし、クリスと家族の物語を並行させる編集にも難を覚えたし、もう少しシンプルに映画を作ればよかったかなと思いました。それからタイトルロール・・内容重視とはいえ、あまりにも無造作でもうちょっと何とかならんのか・・

家人がクリス役の俳優をどこかで見たと主張するので調べてみたところ、なんとエリーシャ・カスバート(「24」のキム)主演のお色気映画「ガール・ネクスト・ドア」に出ていた少年でした。「24」のレンタルDVDに必ず宣伝されていた映画だったので、そら記憶に残っていたわけですが、あまりにもイメージが違いすぎる・・

この映画には他にも「あ、あの・・」という俳優が多く出演していて、妹役のジェナ・マローンは「プライドと偏見」でリディア役だったし、トレイシー役のクリステン・スチュワートは「パニック・ルーム」でジョディ・フォスターの娘役だった女の子でした(実に雰囲気のある素敵な女の子に成長したものです)。極めつけはクリスに狩猟のやり方を教える男が、「トゥルー・コーリング」のデイビス役、ザック・カリフィアナキスだったことです。映画では顔がほとんどわからない人だったので、あとで気がついたのですが、好きな役者さんだけに、ここで見られて嬉しかったです。

letitia-618 さんも触れておられましたが、クリスを見ているとリヴァー・フェニックスが思い出されました。ヒッピーの両親に育てられた彼のことだから、生きていたらきっとクリス役をやりたがっただろうし、選ばれたら見事に演じていたことでしょう。また映画の内容からはガス・ヴァン・サントがイメージされてきて、もし彼が素朴なタッチで撮っていたらどうだったろうか、など考えてしまいました。奇しくも彼の次回作「Milk」に、ショーン・ペンとエミール・ハーシュは出演しているのです。2人のあり方がどんな感じなのかはやく観てみたいです。
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by poyance | 2008-10-11 02:36 | 映画
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