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リターン・トゥ・マイ・ラヴ(スティーヴ・ブシェミ、2005年、アメリカ)
b0062149_228771.jpgレンタルDVDで鑑賞。ひと花咲かすこともできず、NYから故郷へ帰ってきた作家志望のジム(ケイシー・アフレック)だが、自分と同じくらいダメ人間の兄や優しすぎる母親など家族といることにも嫌気がさしている。バーで知り合った子持ちの看護師アニカ(リヴ・タイラー)といい仲になり、事故で入院した兄の代わりに両親の経営する工場で働き始め、子供たちのバスケチームのコーチも引き受けるが、何か気持ちが晴れない・・

「負け犬」映画、ってところがスティーヴ・ブシェミらしい作品。映画の雰囲気や物語の内容は「バッファロー '66」を思い出させるのだけれど、エキセントリックなところや妙なヒネリはほとんどなく、かなりオーソドックスなタッチで描かれています。物語だけを考えてみれば、そう新鮮さは感じられませんが、風景の撮り方や、登場人物たちへの優しい視線、そしてキャスティングなどに救われていると思います。粗い映像に丸みのある色彩、オフビートな進行具合にこの結末と、ほっこりしたいときに観たい映画です。ちなみに音楽はジョン・ルーリーの弟、エヴァン・ルーリーです。

b0062149_230971.jpgケイシー・アフレックはマイナー系の映画への出演が多く、こういうナイーヴな青年役がはまりますね(お兄さんのベンとは全然違うタイプだなあ)。相手役のリヴ・タイラーもかなりガタイがよくなった気がする(180センチ近くの身長にあの小顔なので、余計そう見えるのかもしれないけど)が、とても魅力的で可愛い。個人的には「ロード・オブ・ザ・リング」のアルウェンよりは、こういう町にいるちょっと可愛い女の子みたいな現実感のある役のほうが似合うと思います(そういう意味でニコール・キッドマンとは対照的ですね)。家族思いのお母さん役のメアリー・ケイ・プレイスもよかったです。彼女は「のら猫の日記」でもそう思ったけれど、人のいい普通のおばさんを演じるとうまいです。

今回はフランス版ポスターも載せてみました。デザインがいい感じです。
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by poyance | 2007-12-03 02:41 | 映画
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