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猫談義(その2)
四国話が間に入りましたが、21日の話の続きです。


猫談義(その2)_b0062149_217585.jpg今年に入ってすぐに、ニャンを見つけたのと全く同じ場所に別のキジ猫がいるのを家人が発見。もう成猫になっているようでしたが、ガリガリで、ほとんど動かない状態でした。片目が開かないくらい目やにがすごくて、あまりにも可哀想なので、ごはんを少しやってみました。警戒心が強くて近づきすぎると逃げ出すのですが、放っておくとまた戻ってきて、皿は空っぽ。しばらくそういう日々を送っていたら、ようやく「ごはんをくれる人」と認識したらしく、近くまで寄っても逃げなくなりました。外があまりにも寒いので、物置化していた家の離れに寝床を作ってやると、今度はそこから離れずほとんど外にも行かなくなりました。

上の写真は離れに住み始めたころです。写真ではわかりにくいですが、目はいつも涙が流れて見ているだけで哀れでした。キジなのに長毛で、来た当時はそれがからまりまくってボロボロな猫さんでした。このままでは外では生きていけないだろうと思い、甘えん坊のニャンのこともあるので、しばらく別居の形で飼うことにしました。鼻の横のすじが歌舞伎っぽいので、名前は「カブ」に(また何のヒネリもないネーミング・・ オスなので、一応「姉さんのいる弟クン」(魔法使いサリーね)という意味も込めてはいるんですけど・・)。慣れた頃を見計らって動物病院へ。ウィルスに感染しているらしく、熱が高いので薬で治療することに。ところが暴れて薬を飲ますのが一苦労。お医者さんも「そないに嫌がらんでもええやんか〜」と言うくらい手を焼いてました・・

猫談義(その2)_b0062149_2214722.jpgだんだん慣れてきて私たちを怖がらなくなったので、お風呂にも入れたりして(まあそれも大騒ぎの末でしたが)こぎれいになってきたのですが、やはり警戒心が強いためか、部屋からほとんど出ることなく、おもちゃにもほとんど反応しない「ヒッキー猫」化してました。ごはんをあげると、ウルウルした目で「ありがとう」とでも言うように体をすり寄せてから食べ始める、あるいはこちらが「どーぞ」と言うまで食べるのを待っているという義理堅さ。鳴き声も「ニャー」ではなく、「フェ〜」という感じでますます哀れさを感じさせるのでした。

体調の面でもお医者さんの太鼓判が出て、おとなしい猫さんでしたが念のため、ということで7月に去勢手術を。ニャンのときのように1日ぐったりして元気がなくなり、「おとなしいのにやることなかったのかも・・」と後悔の念に苛まれていたところ、数日立つと性格一変! 外へ出たがる、人のいるところに来たがる、ごはん食べまくる、そしておもちゃでエキサイトして大暴れ・・ あのいたいけなカブちゃんはどこへ?? という豹変っぷり。ニャンとは案の定相性が合わず、顔を見ると取っ組み合いのケンカになるので、いまだ別居状態が続いています。たまに離れから私たちの部屋へ来るときは、ニャンは別の部屋に隔離しないといけません。永遠にこのままなのかなあ・・

猫談義(その2)_b0062149_239344.jpgカブのチャームポイントは、まずはその長いふさふさしたしっぽと、ニャンより重いのにスリムに見える細長くしなやかな体型。毛むくじゃらで、固く鋭い爪を隠した手足。おもちゃでエキサイトすると、プレーリードッグのように立ち上がって、前足を拍手するように打ち合わせるのも見もの。そして極めつけはちょっと離れた感じで常にうるうるした目。何でも小さい頃にひどい結膜炎をしたらしく涙が鼻に流れる腺がつまってしまったためらしいのですが、それを治す手術がかなり大掛かりなので、今のところこまめに顔を拭いてやるようにして様子を見ています。何から何までニャンと対照的な猫さんです。

やってきた当時はその毛並みから「もしやメインクーンの血が??」と思っていたのですが、夏毛になったのか(いちばん下が近影)、今ではフツーのキジ猫さんになってます。冬になったらまた長くなるのかなあ〜。
by poyance | 2007-08-26 20:59 | 日々の記録
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