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ホテル・ルワンダ(テリー・ジョージ、2004年、イギリス/イタリア/南アフリカ)
b0062149_20404882.jpg夏休みだというのに、なかなか映画を観られる余裕がなく、ようやくWOWOWからハードディスクに録画したこの映画を鑑賞。多数派フツ族と少数派ツチ族の内戦が激化したルワンダで、ツチ族の人々を多く匿ったフツ族のホテル支配人、ポール・ルセサバギナの実話をもとにした作品です。

本人も制作に関わっていることもあり、事実に即したわかりやすく丁寧な作りの映画だと思います(若干の変更はあるようですが)。ポールも最初から正義感が強くてあのような行動に出たのではなく、そもそもは家族(妻がツチ族)を守りたい一心であり、難民がやって来始めたときは困惑していたのですが、ホテルの外に出てあまりにもひどい現実を目にし、また欧米諸国から見捨てられる立場を認識することで変化していく、というその過程にリアリティを感じました。映画だからかなりソフトな表現になっていたけれど、本当のポールが見たものは、もっと残酷で悲惨な状況だったに違いないでしょう。現実に起こっていることについて、色々考えさせてくれる秀作なのに、なぜお蔵入り寸前だったのか理解に苦しみます。

ドン・チードルは「オーシャンズ」のときのようなチョイ悪オヤジ(「チョイ」でもないか・・)役もできれば、今回のポールのようなプライドの高い、気品ある役柄もこなすうまい俳優さんですね(ちなみに個人的に好きな役柄は、「ER」での難病を患う研修医です)。この映画にはほかにも、ニック・ノルティとかホアキン・フェニックス、おまけでジャン・レノなどなかなかのキャスティングです。でもホアキンの出番があれだけって、もったいないなあ。
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by poyance | 2007-08-16 21:03 | 映画
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