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ヒストリー・オブ・バイオレンス(デヴィッド・クローネンバーグ、2005年、アメリカ/カナダ)
b0062149_20383698.jpgレンタルDVDで鑑賞。家族と平穏に暮らすトム(ヴィゴ・モーテンセン)は、ある日経営するダイナーを襲った強盗2人を殺してしまいます。町の英雄になったトムのもとに今度は謎の男(エド・ハリス)がやってきて、彼をジョーイと呼びます・・

タイトルどおり「暴力」が幸福な家族を引き裂いていく話です。トム個人だけでなく、夫の過去に次第に疑問を持ち始める妻(マリア・ベロ)、父親の隠れた一面を知って混乱する息子(一方でその血を受け継いでいることが示唆されている)を含めて家族それぞれの物語が語られています。いわゆる「感動」を呼ぶような描き方とはほど遠い、終始冷めた視線で客観的に語られるところが面白いです。冒頭の強盗2人の描き方も乾いたタッチで好きですね(ただし内容は残酷ですが)。クローネンバーグのいつものグロさは今回は鳴りを潜めていますが、死体の映し方などにはやはり彼らしさを感じます。

ヴィゴ・モーテンセンはこの映画で初めていいなあと思いました。賞レースで全くノミネートされてないのは、あまりにも強すぎる役柄にもよるのでしょうか。戦う姿が時代劇の立ち回りをしているかのごとくミョーに決まっていて、ちょっと笑えます。「ER」のデル・アミコ先生役だったマリア・ベロも堅実な演技をしていますが、一方でチアガール姿なんぞも披露してくださいます。エド・ハリスやウィリアム・ハートといった脇役陣も怪しくシブいし、息子役のアシュトン・ホームズ君も可愛いです。

ところで、先日「エイリアス」に見覚えのある顔が・・と思ったら、クローネンバーグ監督でした。ほかの俳優に引けを取らないフォトジェニックな顔立ちですね〜。演技するのもまんざらじゃないのかな?
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by poyance | 2006-10-15 20:43 | 映画
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