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お父さんのバックドロップ(李闘士男、2004年、日本)
b0062149_2305838.jpgWowowで録画したものを鑑賞。故中島らも氏が子供向けに書いた小説の映画化です。お父さん(宇梶剛士)はプロレスラーで、一雄君はそれがイヤで仕方がないのに、お父さんは悪役レスラーになってしまいます。おまけに隠し通してきたその事実がクラスメートにばれてしまい・・という物語。まずタイトルがいいですね。「おやじの」「父の」「父ちゃんの」ではなく、「お父さんの」というのが、とてもソフトで優しくて。その子供である一雄役が神木隆之介君で、東京から来た上品な男の子(服装にそれが如実に現れている)のイメージがぴったりです。
物語はもう、何のヒネリもない至極ストレートな成り行きで、一雄君も一生懸命なお父さんの姿にあっという間に感動してしまってます。もう少し葛藤があってもいいんでは、と思ったけれど、80年代の小学生はまだまだひねくれていなくて、素直で純粋だったんだと考えることもできますね。その直球型のストーリーに全体にこれでもか、というくらいコテコテなフレーバーがふりかけてあって、世間の人がもつ「大阪」のイメージを見事に裏切らない作りにもなってます(私はこの舞台になってる場所からそう遠くないところに住んでますが、一雄君のアパートの人たちみたいな話し方の大阪人にはまだお目にかかったことがないです・・)。
一方で、お父さんが金髪にしたときの一雄君の反応だとか、一雄君の隠し持っていたビデオテープの中身をお父さんが知ったときの様子だとか、もう少し補足してもよいのではと思える部分も結構ありました。ベタな雰囲気のわりには編集があっさりしすぎで、その辺りが感動を薄くしているようにも感じられます。
俳優は宇梶さんの体を張って演技している姿が好感が持てました。あとは何と言っても子役たちで、神木君のほかにも、一雄君の親友の哲夫君を演じた田中優貴君もとてもよかったです。大人びた子供だけどスレてない、っていう雰囲気をうまく出していました。
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by poyance | 2006-02-02 23:29 | 映画
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