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リアリズムの宿(山下敦弘、2003年、日本)
b0062149_218043.jpg風邪を引いてダウンしていたのと仕事が忙しかったのとが重なり、ハードディスクに録画していた映画がたまってきたので、焦って鑑賞です。つげ義春のマンガはもともと好きでわりと読んでいたのですが、この映画の原作となった2作は未読でストーリーを全く知りませんでした。海辺のシーンなど、マンガのコマ割りを思い出させるような編集が随所に見られます。でも全体的には原作をかなり脚色しているのではないかなあ。特に女の子とからむあたりは、つげさんの作品とは別の空気を感じました。
一方でずっと見て行くうちに「ストレンジャー・ザン・パラダイス」を思い出しました。男2人女1人の物語とか、微妙な間合いとか、小さなエピソードをつなげたりとか、共通項がいろいろ見つかります。実際に、この監督さんも「日本のジム・ジャームッシュ」と言われているのだとか。ですが、「ストレンジャー‥‥」よりもかなり素人っぽい作りで、残念ながらそれもいい意味での素人っぽさに見えなかったのです。どうも「狙ってる」という風に見えてしまって、つげさんのマンガなら笑えるであろうエピソードもここではなぜか笑えなかった。それから、相当音量を上げても声が聞き取りにくい、など「作り」のレベルでの問題点も感じました。とはいえ、嫌いなタイプではない映画なので、今後の作品に期待したいです。
俳優さんたちは、ほとんど知らない人たちばかりで、その点ではとても新鮮でした。木下さんの役の人は確かに記憶に残りますね。顔にケチャップをぬられた坪井さんを見てびびる演技が秀逸。あとあっちゃん役の尾野真千子ちゃんが雰囲気のある女の子でよかったです。
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by poyance | 2005-07-18 22:31 | 映画
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