Top
少年は残酷な弓を射る We need to talk about Kevin
b0062149_17233673.jpg監督:リン・ラムジー
公開年、制作国:2011年、イギリス

WOWOWから録画したものを鑑賞。望まれない妊娠で産まれた子どもは、母親を憎み、他人を愛せない性格に生まれつく、というのは短絡的すぎるし、子どもの描写も単一的であり、人間ドラマに仕立てるよりもいっそホラー映画にしてしまえばいいのにと思う。結末は世界で頻発する同じような事件をいやでも想起させるが、その犯人たちがみんな同じ境遇とは限らない。ガス・ヴァン・サントの『エレファント』をすでに観た者としては、人間の複雑な心理をもっと掘り下げて描いてほしかった。

とはいえ、主演がティルダ・スウィントン様で、ジョン・C・ライリー共演となればこれは観ない訳にはいかない。ティルダが母親役、というのも珍しいが子どもへの接し方がわからない不器用な女性の姿を自然に演じていた。ティルダとジョン、という組み合わせもなかなか思いつかないが、父親の性格とその行く末を考えると、彼のキャスティングは申し分ない。マツジュンみたいなルックスの、少年役のエズラ・ミラーは、性格描写が画一的なので、自然と演技もそうなってしまうのが残念。子ども時代のジャスパー・ニューウェル君のほうがよっぽど怖さを感じさせる演技だった。
[PR]
by poyance | 2013-07-07 17:44 | 映画
<< 今日、キミに会えたら Lik... サマー〜あの夏の記憶〜 Summer >>


S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28