『或る女』からずっと日が経ってしまいましたが、読書は細々と続けています。映画と違って本の感想は何となく書きにくいので、ついつい先のばししていたら、何を読んだかもあいまいになってしまいました。思い出せるものだけ挙げてみると
『神楽坂・茶粥の記』(矢田津世子) 『木乃伊の口紅・破壊する前』(田村俊子・途中で挫折) 『天上の花ー三好達治抄』(萩原葉子) 『愛の生活・森のメリュジーヌ』(金井美恵子・途中で挫折) などです。女性作家のものを続けて読みました。講談社文芸文庫さまさまです。この中では『天上の花』がダントツに面白かったです。「純粋な人」と接するにはこちらもエネルギーが要るなあと思いました。 この後またイギリスものが読みたくなって 『女相続人』『国際エピソード』(ヘンリー・ジェイムズ) 『大転落』(イーヴリン・ウォー) 『お菓子と麦酒』(サマセット・モーム) と続きました(ヘンリー・ジェイムズは英文学ではないけれど)。ヘンリー・ジェイムズはやっぱり面白いなあ。「大転落」は独特のユーモアに馴れると楽しめます。『お菓子・・』は最初がしんどかったんですが、中盤からは一挙に読めました。今度は「人間の絆」にトライしようと思います。今は『二人の女の物語』(アーノルド・ベネット)を読んでいますが、目下仕事が休みに入り、家にいると映画やテレビをどうしても見てしまうので、読書量は大幅ダウンしてます。読書はもっぱら通勤電車の中なので・・ 他にも森茉莉を読み返したり、林芙美子関係の本を読んだりもしましたが、それは割愛。 買った本は、色々ありますが、アジア関係の食文化と雑貨関連のものと、古本が多かったです。いちばん嬉しかったのは国書刊行会の『ヘンリー・ジェイムズ作品集』の読んだことのないものを手に入れたことです。装丁も美しくて気に入っています。ただ読むにはちょっと重たい本なんですが・・。 ところで、スカパーのシネフィル・イマジカでBBCのTVドラマ『高慢と偏見』を放送しています。3回シリーズの第1回を見たのですが、小説にわりと忠実で、色々思い出しながら楽しみました。ミスター・ダーシィはコリン・ファースが演じています。それ以外のキャストはあまり知らない俳優さんたちですが、なかなかイメージに合っていると思いました。特にミスター・ビングリーとミスター・ベネット(エリザベスのお父さん)はいい感じ。またオースティンが読みたくなってきました。
by poyance
| 2005-02-16 20:55
| 本
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