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J.エドガー J.Edgar
b0062149_166352.jpg監督:クリント・イーストウッド
公開年、制作国:2011年、アメリカ

なんばパークスシネマ(たぶん)にて鑑賞。映画を見てから1ヶ月以上も経ってしまった。FBIという組織を、システムを合理化して確立した反面、「正義」という名目のもと手段を選ばないワンマンぶりを発揮した長官(20代から死ぬまでトップに君臨ってすごい・・)の生涯を、本人の口述筆記をもとに構成した映画なのだが、「口述筆記」というのがミソであり、「語られたこと」「語られなかったこと」そして「歪曲されて語られたこと」が映像として提示される。

断然興味深いのは「語られなかったこと」であり、ここに彼の人間としての弱さが凝縮されている。しかしいつもながらのクリント調で、常にニュートラルな形で描かれているので、単に嫌悪すべき人物には見えない。「語られなかったこと」の根幹を成すのはもちろんクライドとのエピソードなのだが、彼らの相思相愛っぷりがすごいのである。クライドはフーパーのもとで働く条件として、「毎日一度食事をともにする」約束をさせたが、これはもうプロポーズと同じですね。痴話げんかのあげく、クライドに泣きつくフーパーの姿も哀れだった。

ディカプリオはまた眉間にシワ、という演技で世間が言うほど名演技とは思えなかった(先日『タイタニック』をたまたま観たけど、この頃はぜんぜん眉間にシワはなかった)。それよりクライド役のアーミー・ハマーのほうが、優雅で美しく印象深い。全身から育ちのよさがにじみ出てくるようなたたずまいだったのだけど、彼自身富豪のお坊ちゃまなんですね。納得。
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by poyance | 2012-03-18 16:53 | 映画
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