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銀河(ルイス・ブニュエル、1968年、フランス/イタリア)
b0062149_20261168.jpgスカパー(シネフィル・イマジカ)から録画したものを鑑賞。「サン・ジャックへの道」でも描かれたスペインへの聖地巡礼の話で、ブニュエル版ロードムービーとでも言えよう。しかしこの監督のことだからもちろん一筋縄ではいかず、巡礼する男二人は信心深いとも言えず、時間を超えて異端派やはたまたマリア様やキリストまで登場。今までに書かれた本当の宗教的テクストから抜粋してコラージュすると、こんなおかしな内容になるとは。しかし思いっきりカトリックをコケにしているかと思えば、反カトリックの者たちが改心した話を盛り込んだり、単なる宗教批判ではなく、宗教と人間の愛憎入り乱れた関係を描いた作品だと思う。それにいつもながらのドライな描き方がそれほど悪意を感じさせない。でもさすがにマリア様を冒涜するような話はない。

キリスト役の俳優がイメージどおりの風貌で、何の話かまったく知らず一場面を見た家人でも「これキリスト?」とすぐわかるくらいだった。出演時間は少ないがピエール・クレマンティの存在がやっぱり強烈である。
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by poyance | 2009-09-16 20:58 | 映画
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