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アフタースクール(内田けんじ、2008年、日本)
b0062149_2184243.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。前作「運命でない人」がカンヌで好評だった監督の次の作品。巧妙な脚本でいろいろ仕掛けがあると聞いていたものの、見事に騙された。キャスティングに疑問を感じていたら、それが伏線であったなど、仕掛けのもとは非常にわかりやすいものの、こうやすやすと信じ込まされていたことに驚く。また場と場のつなぎ方も非常にうまいので、ほとんどダレることなく作品が観ていられる、ということも昨今の邦画には珍しいことではないだろうか。

とはいえ脚本自体は卓越しているものの、この作品が映画でなければならない、という理由はあまり見いだせない。映像という観点からはあまり斬新さや意欲的なものを感じなかったので、テレビドラマでもいいんじゃない?と感じさせる部分がある(現に、この映画が何かわからずに観た家人が「これ2時間ものサスペンス? それともVシネ?」と問うてきた)。物語だけが目立って、ショットとかはほとんど記憶に残らないのが残念である。

キャスティングは脚本同様よく考えられたものであった。大泉洋はもともと好きなタイプの俳優だが、彼のよさがじゅうぶんに活かされた映画だった。その他のキャストは、特に劇団出身者は時として嫌らしさが鼻につくタイプの人が多いのだが、今回はそういうこともなく自然に感じられた。またキャスト一人一人を無駄にしない全体のつくりも好感がもてた。
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by poyance | 2009-06-12 02:35 | 映画
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