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ミルク(ガス・ヴァン・サント、2008年、アメリカ)
b0062149_2035276.jpgMOVIX堺にて鑑賞。ハーヴィー・ミルクという人物も、アメリカについ30年ほど前までこのような差別的な法律があったことも知らなかった。70年代の空気感が当時のフィルム(ミルクについてのドキュメンタリーも含む)や、人物たちの細かなファッションの変遷なども織り交ぜながら、自然に表現されていた。撮影方法や色彩感覚などは、デビュー当時の作品を思い出させる。

映画を観ていれば、まずゲイであるとかは関係なく、常に前向きであるハーヴィー・ミルクという人の魅力がストレートに伝わってくるだろう。やはり伝記映画のしばりがあるためか、「エレファント」や「パラノイド・パーク」のような斬新さはそれほど感じられないが、ミルクに対する彼の敬意がひしひしと伝わってくる作品だった。ミルクを応援する人々のなかにチラリと監督の姿が見えるところなどは、ちょっとじんとした。

キャスティングもすばらしく、オスカーを獲得したショーン・ペンは、細かな手足の動作まで相当研究したのだろうなあと思う。スコット役のジェームズ・フランコやダン・ホワイト役のジョシュ・ブローリン、ジャック役のディエコ・ルナなども手堅かったし、他のキャストはTV畑の役者が多いようだが、それぞれよかったし、少なくとも外見は皆本人そっくりだった(各人の写真を並べたサイトを発見したのだ)。特にクリーヴ役のエミール・ハーシュがとてもよかった。

アカデミー賞ノミネートのためか、この映画は巷でもかなり宣伝されているようだ。しかし映画館にいたのは5、6人ほど・・・ 悲しい。
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by poyance | 2009-04-26 20:58 | 映画
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