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ジョゼと虎と魚たち(犬童一心、2003年、日本)
b0062149_22104617.jpgWowowで録画したものを鑑賞。何よりもまず、主演の妻夫木君に感心しました(去年のキネ旬で主演男優賞をとっていたんですね)。人なつこくて、他人の領域にずうずうしく入り込んでくるところなんかうまいですね。学食で話していたり、コンパでふざけてたりするシーンはもとより、ジョゼと初めて結ばれるときの幸福そうな顔だとか、ほとんど地でやっているように見えました。ジョゼの「息子」や恒夫の弟から、板尾さんに至るまで脇役のキャストも絶妙だったと思います。個人的にツボだったのは雀荘の客の真理アンヌさんでした(すごく「関西な人」のイメージがあって・・)。
一方で、メインの女の子2人は、池脇さんも上野さんもうまいのはわかるんだけど、もともと苦手なタイプの女優さんなんです・・。そういうこともあって、2人の魅力があまり感じられぬまま、見ておりました。でも彼女たちを取り巻いている事物は好きでした。ジョゼの部屋が乙女チックで、小さな化粧台にマニキュアがたくさん置いてあるところとか、よかったなあ。彼女がつくるごはんも純和風っていうのもいいし。また妻夫木君がおいしそうに食べるので、見ていておなかがすく映画でした。
内容は「せつない恋愛映画」と形容されていることが多いけれども、「恋愛」よりも恒夫の弱さを中心に据えた映画に思いました。優しいけれども、女の子にだらしない(ラブシーン多かったですよね・・)し、ジョゼを家族に会わせるのに躊躇するし、挙げ句の果てにジョゼを捨てて元の彼女に戻っちゃうし・・。自分から別れといて、別れた後に泣くかよ!って最後にツッコミ入れたくなりました。
ただラストがひどくあっさりしていたので、ありがちなジメジメ感はなかったです。重いテーマが含まれていると思うのだけれど、清々しく感じる作品でした。笑える部分も多かったし・・特に荒川良々君の「絶版」は最高でした。
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# by poyance | 2005-02-26 22:05 | 映画
スパニッシュ・アパートメント(セドリック・クラピッシュ、2002年、フランス・スペイン)
b0062149_1611046.jpg「キャシャーン」を挫折した後、同じくレンタルしてきたこの映画を鑑賞(本当に脈絡のない借り方をしてます・・)。夜中2時から開始したにもかかわらず、一気に見られました。まず、主役のロマン・デュリスが一瞬彼だとわからないくらい地味でビックリ。今まではモジャモジャ頭のイメージしかなかったので、この髪型は意表をつかれました。でも、ここまで頭がスッキリしていると表情がすごくよくわかって、笑った顔がカワイイんだなあ〜と認識。その他オドレイ・トトゥ(着ている服が今回もキュート)も出てます。嬉しかったのは久々にジュディット・ゴドレーシュを映画上で見られたこと。彼女のデビュー作(だったかな?)「15才の少女」がすごく好きだったんだけれど、最近あまりお見かけしないなあ〜と思っていたのでした。美しい人妻役がお似合いで、家人も胸をトキメかせておりました。
話の内容は「エラスムス」という制度でスペイン留学することになったフランス人学生グザヴィエの1年間を描いたもの。自宅通いで地味な学生生活を送っていた私には、楽しそうでうらやましいかぎり。そしてこの映画の原題は「auberge espagnole」というのですが、文字通り「スペインの宿」の意味の他に、「たがが緩んだ状況、ろくでもない所(映画では「ごちゃまぜ」となってました)」という意味もあるそうで、まさにグザヴィエが暮らすアパルトマンを言い表してます。これといった大事件もなく、淡々と話が進むのに退屈しないのは、このアパルトマンに住むルームメイトたち(国籍も性格もマチマチなのに、ほとんどみんな本国に恋人がいるにもかかわらず浮気してる・・)が、生き生きとしているからでしょうか。有名どころが演じているわけではないのですが、みんなのびのびとした演技で見ていて楽しかったです。特にレズビアンのイザベルがカッコよかった。彼女を演ずるセシル・ドゥ・ラ・フランスは「ぼくセザール10歳半・・」という映画にも出ているらしいので、こちらも見てみようかな。
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# by poyance | 2005-02-24 16:09 | 映画
ナナメ見映画「ギルバート・グレイプ」「Casshern」
b0062149_13222177.jpg「ギルバート・グレイプ」はもう何度も見ている映画ですが、Wowowでやっていたのをまた全部見てしまった。何の面白みもないさびれた街で、そこから出られずもどかしさを感じているこの青年の話は、「エレファント」のときにちょっと触れた「ラスト・ショー」(ピーター・ボグダノヴィッチ)を思い出させます(アーニーの存在とか、人妻との浮気とか、ディテールも似ている)が、後者と違ってそれほど暗さを感じさせないのは、全体にわたって「愛情」が満ちあふれているから・・「いい人になりたい」とつぶやくギルバートって家族思いだし何ていい人なんだろうか。少々甘い感じもしますが、定期的に見たくなる好きな映画です。これに出てくるジュリエット・ルイスは本当にチャーミングで素敵です。ディカプリオ君の演技も驚かされますし(この頃はかわいかったのになあ・・)、ギルバートの友人役のジョン・C・ライリー(この人も出てくると安心するタイプの役者さんですね・・でもジョニー・デップより年下、ってビックリ)もいい味出しています。

b0062149_13232420.jpgさて、お次は色々な意味で話題になった「キャシャーン」です(それにしても節操ないチョイスの仕方だなあ・・)。これは「映像」のみに注目する、と割り切ってレンタルしてきたのですが、最初の10分で挫折。チャプター飛ばしていってもすべてこの調子・・「ファイナルファンタジー」のムービー部分を連続再生して見ているみたいです。出演者もメチャ豪華だし、とにかくCGがスゴイっていうのはわかるんだけれども、ついていけませんでした・・。ポスターは美しいのにね〜。
ところで、家人は子供の頃、「キャシャーンがやらねば誰がやる!」というあのアニメの最後のナレーションに「オレがやる!」と答えていたらしいです・・それは当時のお子様方にとってはお約束だったのかな?? 私の「キャシャーン」の記憶は、妙に線がラフだったことと、悪者の親分が児玉清に見えてしかたなかったことでしょうか・・ 
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# by poyance | 2005-02-24 14:01 | 映画
フォーン・ブース(ジョエル・シューマカー、2003年、アメリカ)
b0062149_2054029.jpg好きな男優は誰か?と聞かれると、誰になるのか・・ 例えば顔が好き、とかこの映画に出ているときのこの人は好き、というのはわりとあるんですが、この人が出ていたらどんな映画でも見よう、というのは少ないかな〜。監督や女優さんでは結構いるのに・・不思議ですね。映画を見ていてこの人が出てきたらウレシイと思える男優、という観点で考えてみると、その一人に入るのがフォレスト・ウィテカーです。この映画もレンタルしようか迷ったんですが、彼が出ているのが決め手となりました。逆に主役のコリン・ファレルは苦手・・
主人公が電話ボックスから別のボックスへと走り回るアクションものだと思っていたら、ずっと同じボックスで動かないんですね〜 まあアイデアはいいのかもしれない(低予算でできそうだし)けれど、なぜ彼が狙われるのか、よくわかりませんでした。他に殺された2人とコリン・ファレルの立場って、相当違うし・・ あの電話ボックスを使っていたから、というだけでは唐突すぎて説得力不足なように思います。それに犯人の声が、ナレーターの声みたいに聞こえる設定になっていて、電話から聞こえてくる感じじゃないのもヘンでした。
さてフォレストさんですが、今回はスーツ姿で、ラフな格好で見ることが多いせいか、ちょっと違和感アリ。役柄はものわかりがよい人で、よかったんだけれども・・あんまり彼のよさが活かされてないように思いました。
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# by poyance | 2005-02-22 22:13 | 映画
僕の妻はシャルロット・ゲンズブール(イヴァン・アタル、2001年、フランス)
b0062149_20301117.jpg先日買ったDVDの中に、「シャルロット・フォーエヴァー」と「なまいきシャルロット」のツインDVDセットがあり、特典映像で「なまいき」に出た当時のインタヴューがありました。そこには今後も女優を続けるかどうかわからないと蚊の鳴くような声で話す小さなシャルロットがいたのですが、それからもう20年近く経っているのですね〜。数年前に、しっかりした声で話す「ビュッシュ・ドゥ・ノエル」のシャルロットを見たとき、ああ大人の女優になったのだなあと思いました。フレンチ・ロリータの代名詞だった頃のシャルロットも好きですが、最近めっきり女らしくなった彼女も大好きです。この映画の監督は彼女の夫イヴァン・アタルで、これまで見られなかった表情豊かなシャルロットを見ることができます。特にラストシーンの彼女はとてもキュートです。
邦題は「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」ですが、「ゲンズブール」という名字は出てこないんですよね〜 原題はMa femme est une actrice(僕の妻は女優)だし。シャルロットの相手役(テレンス・スタンプという配役がシブイ)も名前が出てこないし、極力人名は省かれています。お話は人気女優の夫の苦悩を、姉夫婦の話もからませて、コメディタッチで描いたもの。コメディとしてはどうなのでしょう・・フランスのコメディは時として面白く思えないんですが、これはイヴァン自身も語っているように、ウディ・アレンやビリー・ワイルダーの作品を思い出させるところもあり、それより何より、全体にイヴァン・アタルのシャルロット・ゲンズブールへの愛情が漂っていて、楽しく見られました。たまにはこういう安心してみられる映画もいいですね。破局や離婚の多い芸能界のなか、この2人はいつまでも相思相愛でいてもらいたいカップルです。
シャルロットの衣装を見るのも楽しかった。トレンチ・コート姿はカッコいいし、初めて見るスッチー姿(制服がカワイイ)も素敵でした。
またこの映画にもリュディヴィーヌ・サニエが登場してます。「スイミング・プール」でも思ったけれど、彼女のちょっとかすれた声、好きだなあ。
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# by poyance | 2005-02-21 21:42 | 映画


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