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アイ・アム・サム(ジェシー・ネルソン、2001年、アメリカ)
アイ・アム・サム(ジェシー・ネルソン、2001年、アメリカ)_b0062149_1674838.jpg民放の洋画劇場で吹替えで見たのを、オリジナルで見たくなって再鑑賞です。内容は結構深刻ですが、カラフルで鮮やかな映像と、要所要所に流れるビートルズのカバーが(私の好きな「マザー・ネイチャーズ・サン」までかかってくれて)、見ていて楽しい気分にさせてくれます。今回ショーン・ペンも熱演でしたが、やっぱり子役のダコタ・ファニングちゃん(病的なくらい色が白いですね〜)が素晴らしかった。吹替えだと彼女の演技のよさが半減してしまうので、オリジナルで見てよかったです。親思いなところはもちろんのこと、ずる賢いところや頑固なところなど、ルーシーの性格をよく理解したうえでの冷静な演技だったと思います。ほかのキャストもそれぞれよかったですね。大人の人たちに限っていえば、吹替えでも違和感なかったでしょうか(字幕は字幕ですごくそっけなかったので・・)。
内容は、一種の「ファンタジー」として見るのがよいかな? 泣かされちゃイカンと思いつつ、最後のローラ・ダーン(「ワイルド・アット・ハート」もいいけど、よい母親になろうとする努力が空回りしているような役も似合いますね・・)とのシーンはやっぱりウッときてしまいました。
# by poyance | 2005-03-13 16:36 | 映画
コラテラル(マイケル・マン、2004年、アメリカ)
コラテラル(マイケル・マン、2004年、アメリカ)_b0062149_20224224.jpg最近は映画のDVD化が早くなり、去年の後半やっていたこの作品も、もう見られるなんて、嬉しいことです。まず、「夜」の演出に圧倒されました。夜景はもちろんのこと、信号、ライトに照らされた車や、ごったがえすナイトクラブ、そして人の少ない電車や建物など夜にまつわるさまざまなものが鮮やかに描き出されています。それを見るだけでも価値があると思います。
内容は・・前半部はちょっと長く感じてしまいました。映画にはそれぞれリズム感があると思うのですが、この作品のリズム感には相性が合わなかった・・という感じでしょうか。一転して後半からは、一挙にストーリーが加速していき、スリリングな展開になります。トム・クルーズ演じるヴィンセントは、用意周到で冷酷な殺し屋なんですが、えらくおしゃべりじゃないですか? まあ最初はマックスも最後に消してしまおうと考えていたからかもしれませんが。どちらかというと、ヴィンセントの冷徹さよりもマックスの善良さの方がうまく描かれていたと思います(お母さんに会いに行くところとか、オオカミ?(コヨーテかな?)の前で車を止めるところとか)。
そもそも、これは「トム・クルーズ主演」と言えるのか? ジェイミー・フォックスはアカデミーの助演男優賞にノミネートされましたが、ジェイミー主演といったほうがよいかも。タイトルも「巻き添え」だし、目が行くのもジェイミーの方です。特にフィリックスの前で突然凄むところは見ものです(普通のタクシー運転手が実際そんな芸当ができるかどうかは別として・・)。トムさんは、見た目も変えて役作りに力を入れていたようですが、どうしても「老けた格好をしたトム・クルーズ」に見えちゃうんですよね〜。これは彼の宿命なのか・・。家人はトム・クルーズファンなんですが、彼にとっても少々期待はずれだったようです。前に出た「マグノリア」などと比べたら、やっぱりアカデミー賞にノミネートされるほどではなかったかな・・また別の作品で候補になってもらいたいですね。
# by poyance | 2005-03-07 21:09 | 映画
Code 46 (マイケル・ウィンターボトム、2003年、イギリス)
Code 46 (マイケル・ウィンターボトム、2003年、イギリス)_b0062149_22325767.jpgマイケル・ウィンターボトムの映画は前々から興味があって録画だめしていたのですが、ついつい見そびれていて、このSF作品が初見です。まず道路、橋、ビル群といった建造物から、地下鉄や繁華街にいたるまで「都市」がとても魅力的に撮られていました。舞台には上海が選ばれているのですが、近未来感たっぷりな一方でどこか懐かしい雰囲気です(導入部を見ていて、タルコフスキーの「惑星ソラリス」を何となく思い出しました)。窓ディスプレイといった小道具も将来ありそうなものが多くて、センスがありました。マリアの住んでいる部屋もカッコよかったなあ。
「近未来」の話ですが、あまりSF感はありません。設定は未来の話じゃないと成り立たないんですが、話そのものはとても古典的だと思います。オイディプス神話を未来に持ってくるアイディアは面白いけれど、2人の間の謎が明らかになった後に彼らが取った行動とかは、昔も今も変わらんやん、という感じでちょっとヒネリがなかったかな〜。映像がよかっただけに、物語をもうちょっと練り込んでもらいたかったです。
ハリウッドのSF(例えばサマンサ・モートンが前に出演した「マイノリティー・リポート」など)と比べると、すごく「まったり」していて、それがダメな人にはツライ映画かもしれません。SF映画として見ないほうがよいと思います(って監督も言ってるし)。私は嫌いじゃないけれど、やっぱりどこかでパンチが欲しかったかな・・ ストリートを舞台にした以前の作品のほうが、監督のよさは発揮されているかもしれないので、録りだめしていた映画を見てみよう。
「惑星ソラリス」の他にも思い出したものがもう一つ。それは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」です。設定とかテーマとか似ているわけじゃないんですけど、なぜか思い出したんですよね〜。後で見たインタヴューで、監督自身も村上作品にもインスパイアされていると言っていました。ところで、万が一「ねじまき鳥クロニクル」が海外で映画化されるとしたら、主人公役にティム・ロビンスってどうかな〜とふと思いました。「僕」って感じがしませんか?
# by poyance | 2005-03-05 23:29 | 映画
アカデミー賞発表!
アカデミー賞発表!_b0062149_19554449.jpgまだ見ていない映画ばかりなのに、アカデミー賞を見ているとなぜこうもワクワクするんだろう。今回はノミネート作品があまりパッとしないと言われていましたが、それなりに見ていて面白かったです。主要な賞は「ミリオンダラー・ベイビー」がだいたい獲得しました。ヒラリー・スワンクがまたもやオスカーを取りましたね。「ビバリーヒルズ青春白書」でスティーブの恋人役をやっていた頃から考えるとものすごいステップアップです。でも私は彼女よりも旦那さんのチャド・ロウのほうが好きなんですけどね・・。この作品はラストが衝撃的らしいんですが、「ミスティック・リバー」も「ブラッド・ワーク」もラストがなあなあな感じであまり納得いかなかったので、これはその消化不良感を払拭してくれるかも。映像も「ミスティック・リバー」みたいにシャープな感じでよさそうなので、早く見たいです。

アカデミー賞発表!_b0062149_1956244.jpg他の賞はだいたい妥当な人が取ったのかな〜という感じ。ケイト・ブランシェット様は大変美しかったですね〜。ドレスもお似合いでした。ノミネートされて嬉しかった人はドン・チードルです。とてもチャーミングな人だと思います。「ER」で難病を患う医学生ネイサンを演じていたのが印象的でした。あとは「ボーン・アイデンティティー」で気になっていたクライヴ・オーウェンです。やっぱりカッコいいー!! 「クローサー」も作品としてとても面白そうです。

アカデミー賞発表!_b0062149_19564063.jpg個人的に見たいなあと思った映画は、「サイドウェイズ」(ポスターがいいですね)。4人の俳優がみんな楽しそうに演じているので、見ていてすごくハッピーな気分になれそう。それから「エターナル・サンシャイン」! ジム・キャリー結構好きなんです。そして脚本が「アダプテーション」のチャーリー・カウフマンだし、またどんなヘンなお話を紡ぎだしてくれるのだろうと期待しています。
アカデミー賞は来場する俳優さんたちのドレスアップ姿も見ものです。カッコいいな〜と思ったのはサミュエル・L・ジャクソン。美しかったのはケイト・ブランシェットとローラ・リニーです。家人はケイト様のよさをなかなかわかってくれないんですけど・・ナゼ!!
# by poyance | 2005-03-02 02:12 | 映画
アリス(ウディ・アレン、1990年、アメリカ)
アリス(ウディ・アレン、1990年、アメリカ)_b0062149_186991.jpg深夜TVをつけたら「マンハッタン殺人ミステリー」をやっていて、それを見ていたらウディ・アレンの映画を見たくなりました。「殺人ミステリー」も見てない映画で、ビデオで録画してあったのですが、今回はDVDを買ったまま封も切らずに放置されていたこの作品を鑑賞。ウディさん自身は出ておらず、当時のパートナー、ミア・ファローが主演です。
ミアはリッチな家の奥様で、いかにも高級そうなお洋服を着ているのですが、しっくりきません(コーディネートは可愛いんですけど)。逆に夫役のウィリアム・ハートや友人役のシビル・シェパード(懐かしい・・ブルース・ウィリスと共演した探偵もののTVドラマをよく見てました)は、エグゼクティブ感バリバリで、対照的です。何だかなあ〜と思っていたら、映画の内容自体が「今の私は本当の自分じゃない」というもので、ラストの自然な姿を見て納得。ですが、全体にメリハリに乏しくて、まず1時間で眠りこけてしまい挫折し、次の日もまたラスト近くで寝てしまいました。うーん、悪い映画じゃないとは思うんですけど・・。昔の恋人の幽霊役のアレック・ボールドウィンがよかったです。今度は「殺人ミステリー」をちゃんと見るか・・。
# by poyance | 2005-02-28 18:07 | 映画


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