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おいしい生活(ウディ・アレン、2000年、アメリカ)
b0062149_22435962.jpg書くのをサボっていましたが、これは「最初は楽しい映画から」ということで、お正月に見たものです。ウディ・アレンの作品は変わらないでほしいタイプの映画なのですが、今回も予想を裏切らず、楽しく見られました。
冒頭、ちょっとおバカな男たちが地下室から穴を掘って銀行強盗を企てる、というところまでは、また「マダムと泥棒」のパロディかと思いましたが、本筋はカモフラージュのためにウディ・アレンの奥さん(トレイシー・ウルマン)が開いたクッキー屋さんが当たりに当たってビッグ・ビジネスになり、彼らの生活が激変する、というもの。成金を絵に描いたような彼らの生活が笑えます。特にウディさんの顔の地味さと彼が身にまとうベルサーチ風のハデハデな服のギャップがおかしいです。でも今回の主役は、ウディよりもトレイシー・ウルマンのほうでしょう。彼女も少々オツムが弱いのだけれど、教養を身につけようと一生懸命勉強する姿がけなげです。彼女はゴールディ・ホーンみたいにカワイイ!わけでもなく、黙っていたらフツーのオバさんにしか見えないんだけれど、こういう役をするとうまいですね。20年ほど前は歌手だったと記憶している(60年代風の格好をして、「男の子が好きなもの知ってるわ(I know what boys like)」というポップな曲を歌ってましたよね??)のですが、最近はコメディエンヌ一本なのかな。
ところで、この映画にもヒュー・グラント様が登場してますが、ここではとてもヤな感じです。
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# by poyance | 2005-01-26 20:58 | 映画
アバウト・ア・ボーイ(クリス・ウェイツ/ポール・ウェイツ、2002年、アメリカ)
b0062149_22425072.jpgその昔、ヒュー・グラントといえば、「モーリス」に出ていた麗しの青年であり、ジェイムズ・アイヴォリーが繰り広げる美しい映像のなかで、タキシードやツイードのスーツを素敵に着こなし、若かりしころのワタクシども女子高生を熱狂させたイギリスの貴公子だったのです。
その「ヒュー様」が今や「ラブコメの帝王」になろうとは、その当時誰も思わなかったでしょう。最近の出演作で思いつくのはほとんどラブコメで、おまけにダメ男な役が多いような気がします。考えてみるとイギリス美青年ブームの発端となった「アナザー・カントリー」に出ていたルパート・エヴェレットやコリン・ファースも路線がだいぶ変わってきたような・・(コリン・ファースはシリアスな役もやってますけれども。私はジャドを演じた彼がすごーーーく好きで、しばらく日本で消息を聞かないなと思っていたら、いつのまにかイギリスで「セクシーな男」の代名詞みたいな存在になっていてビックラしました)。やっぱりキレイなだけじゃ今ややってけないのでしょうか。
この「アバウト・ア・ボーイ」のヒューさんが演ずるのは「一発屋の親が作曲したバカバカしい歌の著作権料で遊んで暮らす中身がカラッポの男」という、聞いてるだけであぁ〜っていう感じの役です。おまけに見ているうちにだんだんヒュー様が「さんま」に見えてきました。このダメ男がある男の子と知り合うことで、だんだん人情に目覚めていく、っていうほんとにさんま主演でありそうなベタなストーリーなんですが、わりとカラリとした味付けなので、見てて嫌みがないです。そしてダメダメな彼は大人の立場からその男の子と対等に接しようとするのではなくて、もともと子ども並みの精神年齢で行動してるのですが、ヒュー様のすごいところは、それが地に見えてしまうということです。よくこんな役引き受けたよなあ・・でも他に誰がやるよ?と言われたら思いつかないですね・・。子役の少年は自分の子どもの頃を思い出させることもあって、あんまり可愛く見えなかったんですが、ロバータ・フラックを歌っているときのボーイ・ソプラノは美しかったです。
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# by poyance | 2004-12-18 01:32 | 映画
スパイダーマン2(サム・ライミ、2004年、アメリカ)
b0062149_2322669.jpg「スパイダーマン」は、まったく期待せず見たのですが、テンポもよく、わかりやすく、それでいて安っぽくもなく、コミックの感覚もほどよく残していて、意外と面白く見られました。トビー・マグワイヤのさえない青年も、ウィレム・デフォーの悪役も(あの人の顔自体劇画タッチになってましたし・・)、その他の人々も(ほぼ)適役に思えました。そこで当然「2」にはますます期待が高まるわけですが、普通第2弾はがっかりさせられることが多いなか、期待以上に楽しませてもらいました。
アクションシーンは見所満載です。特に好きなのはアルフレッド・モリーナ演ずるDr.オクトパスが手術室で暴れるシーン。電動ノコを取ろうとする医師に襲いかかるところの映像がすごく凝っているのですが、それでいてクラシックな映画のようでもあります。それからメイおばさんって可愛いな〜と前から思っていたんですが、今回おばさんの善さが活かされたアクションシーンもありました(あんな風に年とっていきたいわーと言ったら「無理です」と一蹴されました)。またクライマックスの電車の場面では、トビー君の顔が全然違う!!ってくらいリキ入ってました。
一方でお笑いどころもあって、メリハリのある作りになっています。そもそもDr.オクトパス自体が笑えてしまう。背中についているメカがときどきマギー審司のラッキーみたいです。それからスパイダーマンというヒーローとピーターという普通の青年との間のギャップから笑いが生まれる場面(エレベーターやコインランドリーのシーン)もあるんですが、そこには「お笑い」があると同時にピーターの「苦悩」もあるのであって、それこそが今回の映画のテーマなのです。
「1」にも増して「2」では全体を通して「楽しんで作られている」雰囲気にあふれています。先に述べた手術室のシーンやピーターが一瞬普通の生活に戻った場面など、いろいろアイデアが出てきてやってみたかったんだろうな〜と思えるところがたくさんありました。「3」もライミ監督だそうなので、楽しみです。
ところで今回もまた「24」の出演者がいました。セカンドシーズンでジャックを補佐するアジア系の捜査官(名前忘れた・・)がDr.オクトパスのラボの一員で登場しています。ほんのちょっとしか出てこないんですけど、テレビ俳優って映画ではやっぱりこういう扱いなのかしら・・それからMJのときのキルスティン・ダンストがあまり可愛くない! 「ヴァージン・スーサイズ」や「チアーズ!」では、とてもキュートなのに・・何故??
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# by poyance | 2004-12-08 18:46 | 映画
ウォルター少年と、夏の休日(ティム・マッキャンリーズ、2003年、アメリカ)
b0062149_2246528.jpg家人は、「それまで打ち解けていなかった人々が、あるきっかけで、心と心を通い合わせる」物語が好きである。この映画も気難しいじいさん2人と少年の話らしいので、家人好みかと思ってレンタルしてきたのだが、案外3人はすぐ打ち解けてました(笑)。3人の心の交流よりも、じいさん達の謎の過去の方がメインなようですが、どこに物語の焦点が置かれているのかあいまいで、いい話なんだけど、印象薄く終わってしまいました。
中心の3人を演じるマイケル・ケイン、ロバート・デュバル、ハーレイ・ジョエル・オスメントは誰が突出するということもなくよいバランスを保っていました。ということは、ベテラン2人を相手にしていたハーレイ君はやっぱりただならぬ役者、ってことでしょうか。「A.I.」では泣かされちまいましたし・・孤独な少年役を演じたら本当にうまいですね。「ウォルター少年・・」では背ものびて、声が低くなってきたのでそろそろ子役から脱皮する頃になるのかな。恋愛モノとかやってるのは想像つきませんが・・。
些末なところでは、女の人たちの格好が可愛いです。じいさんたちの遺産を狙う一家のオバサンですら、素敵なんですよ。あと最後に「24」のファーストシーズンでマイロ役で出ていた青年が登場します。マイロ君結構好きだったので、あれ以降どうなったのかな〜と思っていたらこんな思わぬところでお会いしました。おそらく顔の造作で選ばれたと思われます・・
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# by poyance | 2004-12-05 17:26 | 映画
レディ・キラーズ(ジョエル&イーサン・コーエン、2004年、アメリカ)
b0062149_2247204.jpgその昔NHKの銀河テレビ小説で「春の珍客」(調べてみたら1979年放映・・年がバレますね)というのがありました。三ツ矢歌子扮するおっとりしたマダムの家に男たちが下宿することになったのだが、実は彼らは泥棒で、近くの銀行の地下金庫までトンネルを掘っていて、もちろんマダムは知る由もなく、そのうち泥棒の一人(フランキー堺だったかな)がマダムに惚れちゃうというもの。ビリー・ワイルダー風の上質なコメディだったように思います。当時小学生だった私は毎夜楽しみに見ていたんですが、最終回の晩だけこたつで寝過ごして見逃してしまい、悔し泣きしたことを覚えています。その後泥棒たちとマダムの行く末は今日に至るまでわからずじまいです。その後、このドラマがイギリス映画「マダムと泥棒」のリメイクであることがわかり、最近スカパーでこの映画を録画できたのですが、まだ見ておりません。
そうこうするうちに、コーエン兄弟がこの作品をリメイクした「レディ・キラーズ」がDVDになり、またまたオリジナルに先行して見ることになりました。現代の南部アメリカが舞台で、登場人物が濃いいキャラばかりなので、オリジナルとは相当雰囲気は違うと思われ、コーエン兄弟独特の毒のあるコメディに仕上がっています。教授演ずるトム・ハンクスはちょっと作りすぎ・・それよりもパンケイクスとかガウェインを見ている方が面白かったです。個人的にツボだった人はランプ君とゴスペル聖歌隊の指揮者でした。指揮者の人は出番があまりないとはいえ、インパクト大。
ストーリー前半は進み方がゆっくりで、夜中に最初見たときは20分で睡魔に襲われ断念しました。次の日に再度トライしたら、後半はものすごく速いテンポで、あっけなく終わってしまいました。少々ブラックなラストでしたが、これもオリジナルとはだいぶ違うんだろうなあ。俯瞰ショットが多用された凝った映像でしたが、いつも面白い作品を提供してくれるコーエン兄弟にしては、全体的にちょっと物足りなかったかな・・
でも、この映画はキャスティング欲をすごく湧かせてくれました。日本版で作るとしたら、教授:役所広司、ガウェイン:佐藤隆太、ランプ:照英もしくは小川直也(「ゴールデンボウル」のイメージで)、指揮者:竹中直人(カメオ出演)、とパーッと浮かんできたんです。あと将軍はソニー千葉さんとかいかがでしょう。パンケイクスとマダム役はまだ思案中。5−60代のボケOKの男優と、70代ぐらいの善良なオバチャン女優っていったら誰でしょうか??
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# by poyance | 2004-11-24 23:28 | 映画


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