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インセプション Inception
b0062149_1435177.jpg監督:クリストファー・ノーラン
公開年、製作国:2010年、アメリカ

なんばパークスシネマにて観賞。これまでクリストファー・ノーラン作品とは相性が悪かったし、時間も3時間近くあるので、あまり期待しないで観たのが幸いしたのか、結構楽しめた。夢を共有するところからいきなり始まるので、最初話がよくわからなかったのだが、その説明は追々されていく(それも非常にスマートな形でされていく)ので、フラストレーションを感じることなく、3時間をほとんどダレずに観ることができた。夢をいくつもの階層に分け、さらにそれぞれの階層で時間の長さを変える、というアイデアが面白く、物語にうまく活かされていると思う。もちろん夢の中の表現についてはツッコミどころ満載だろうが、あまり深く考えなければエンターテインメント性たっぷりで優れた娯楽映画だといえるだろう。

キャスティングも申し分なく、ディカプリオも久々に彼らしい配役だと思うし、エレン・ペイジ、マリオン・コティヤールといった女優の使い方も的を得ている。特に好みなのはジョゼフ・ゴードン=レヴィット(アーサー)、トム・ハーディ(イームス)、そしてキリアン・マーフィー(ロバート・フィッシャー)である。イームスのキャラが特に好きだ。ケン・ワタナビーは思ったよりしつこくない演技でよかったです(笑)。彼は実質的に準主役、という扱いですね。ノーラン監督に好かれてるんだね〜。
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by poyance | 2010-08-30 01:43 | 映画
スター・トレック Star Trek
b0062149_22235323.jpg監督: J.J.エイブラムス
公開年、製作国:2009年、アメリカ

WOWOWから録画したものを観賞。本家TVシリーズをあまりきちんと観ていなかったし、この映画はJ.J.エイブラムスものとして観たのだが、期待してないぶん結構楽しめた。テンポがいいし、単なるSFモノに収めずに青春映画にしてしまうのがJ.J.らしく、またそれが全体にうまく作用している。恋愛話も入っているがそれをワキに置いて、あくまで友情やチームワーク、家族愛を中心にしているのもよい。宇宙船やコスチュームにもレトロ感を残しているのも憎い演出だと思う。もともとのファンからすればツッコミどころや不満点は多いのだろうが。

キャスティングも派手な面々ではないが悪くなかった。若き日のスポック博士をザッカリー・クイントがやっているが、まさにハマリ役だ。オリジナル・スポックのレナード・ニモイも登場してファン・サービスもバッチリ。ネロ役がエリック・バナだとはまったくわかりませんでしたが、この人は生理的に苦手なのでそれでよかったのかも(笑)。

このポスター・シリーズいい感じですね。並べてみました。

b0062149_22193648.jpgb0062149_22242466.jpgb0062149_22245918.jpgb0062149_22252744.jpgb0062149_22261166.jpgb0062149_222632100.jpg
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by poyance | 2010-08-25 21:59 | 映画
脳内ニューヨーク Synecdoche, New York
b0062149_2191466.jpg監督:チャーリー・カウフマン
公開年、製作国:2008年、アメリカ

レンタルDVDにて観賞。カンヌ出品時から気になっていたカウフマン監督作をようやく観る。脚本家が主役、というまさに彼自身をモデルにしたかのような作品で、結末はなんとなく想像はできたとしても、物語構造が非常に複雑である。脚本としてはとても面白い、ということはわかるのだが、それを映像化したときにそっくりその面白さが反映されるかどうかはまた別物。やはり映像のセンスは彼がこれまで組んできたスパイク・ジョーンズやミシェル・ゴンドリーのほうが数段上に思う。スパイク・ジョーンズに撮らせたらよかったのに・・ もっとメリハリのあるテンポのよい作品になっただろう。でも自分でやってみたかったんだろうな。

フィリップ・シーモア・ホフマンを主役、というキャスティングは間違っていないし、キャスリーン・キーナー、サマンサ・モートン、ミシェル・ウィリアムズなど女優の選択も渋いと思う。
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by poyance | 2010-08-21 21:07 | 映画
アバター Avatar
b0062149_20454887.jpg監督:ジェームズ・キャメロン
公開年、製作国:2009年、アメリカ

レンタルDVDにて観賞。これを観ていたことをすっかり忘れていた・・というくらいで、観た瞬間はその3D技術に圧倒されていたにもかかわらず後に残るものがあんまりない映画だった。内容はマトリックス+LOST+ジュラシック・パーク+宮崎駿、といえばわかってもらえるだろうか(逆にややこしいか)。特に宮崎駿の影響はあからさまに感じられるが、物語はもっと単純で、人物造形も浅いし、やはり3Dを見せたい、という意図の方が先行している作品であり、映像を観ることに集中するべきだと思った。そうすれば十分楽しめます。やはり『アリス』じゃなくてこちらを映画館で観るべきでした。

そういうわけでキャスティングがどうとか言うのも不毛に思う。ただジョヴァンニ・リビシが根は悪くない人という設定で出てきたのが嬉しかった。
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by poyance | 2010-08-20 20:45 | 映画
ラブリーボーン The Lovely Bones
b0062149_19473760.jpg監督:ピーター・ジャクソン
公開年、製作国:2009年、アメリカ/イギリス/ニュージーランド

レンタルDVDで観賞。原作を読んだことがないので実際どうなのかはわからないが、この監督の最も好きな作品『乙女の祈り』を彷彿とさせる作りとなっていて、舞台となる70年代の風景も相まって懐かしい感じのする映画だった。現実世界ともうひとつの世界が並行的に描かれていても、その二つの世界が交錯することはほとんどない。この「もうひとつの世界」は天国と現実の中間とされていて、カラフルでハッピーな部分ととことんヘヴィーでおぞましい部分が混在しているが、この世界の表現がすごくやりたかったんだろうな〜。

死んだスージーは残された家族に語りかけることも自分の殺した男に制裁を加えることもできず、うっすらとしたしるしを周りに受け取らせる(父親や妹が犯人を確信したときも、初恋の相手との交流も、彼らが彼女からのメッセージを自覚しているようには見えない)ことがやっとの、非常に無力な存在として語られているのがとても面白かった。なので、ハッピーともアンハッピーともいえない結末は意外なようで意外でない、という感じだろうか。このどっちつかずの終わり方が結構好きだった。allcinema での評価は結構低いんですね・・

スージーを演じたのは、『つぐない』でのオスカー・ノミネートで一挙に知名度が上がったシアーシャ・ローナンで、この作品撮影時はまだ無名だったそうだが、ここでもしっかりした演技力で可憐な少女を見事に演じている。両親役にマーク・ウォルバーグとレイチェル・ワイズというのも渋く、『ハプニング』のときもそうだったけれどマーク・ウォルバーグの父親姿にはしょっちゅう涙腺が刺激される。逆にスーザン・サランドンのおばあちゃんはカッコいいけどちょっとやりすぎだろうか。むっちりとして健康的な妹リンジー役(シアーシャよりかなり年上なのに妹役がぜんぜん不自然でない)のローズ・マクアイヴァーも、初恋の相手レイ役リース・リッチーのエキゾティックでミステリアスな雰囲気もよし。一方スタンリー・トゥッチはもちろんオスカー・ノミネートもうなずける演技だけれど、あまり悪役の彼は見たくない(悪役が多いんだけどさ)。
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by poyance | 2010-08-09 19:40 | 映画
食料品屋の息子 Le fils de l'épicier
b0062149_19373110.jpg監督:エリック・ギラド
公開年、製作国:2007年、フランス

スカパー(シネフィル・イマジカ)から録画したものを観賞。まったく情報なしに観たし、出ている俳優も知らない人ばかりだったからよかったのかもしれないが、父親の病気をきっかけに、それまで何も長続きしなかった息子が親の職業を暫定的に引き受け、それによって成長していく、というよくあるテーマの物語にしては、退屈せず楽しく観られた。南仏のほのぼのとした景色とエキストラのおそらく地元の老人たちの自然なふるまいがそう見せたのかもしれない。フランスおよびヨーロッパの食料品店(l'épicerie)という空間は昔から好きだったのだが、このこじんまりした空間が車で移動するのを見ているだけでも気持ちよかった。

b0062149_19394343.jpgもうひとつこの映画の魅力となっているのが、ヒロイン役のクロチルド・エスムである。主役のニコラ・カザレの濃いい顔立ちと対照的なあっさりとした出で立ちが爽やかで、ショートの髪型やカジュアルな服の着こなしも素敵である。カザレはセザール賞の新人賞にノミネートされたそうだが、個人的には彼女のほうが光って見えた。
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by poyance | 2010-08-08 19:34 | 映画
ポエトリー、セックス The Monkey's Mask
b0062149_19301530.jpg監督:サマンサ・ラング
公開年、製作国:2000年、オーストラリア

スカパー(ザ・シネマ)から録画したものを観賞。『女と女と井戸の中』が印象的だった女性監督の別作品。前者ではうっすりと語られていた女性どうしの関係が、今回は濃厚に官能的に描かれている。しかし、これも女どうし、という要素を除けば単なるエロティック・サスペンスの域を脱していないように思う。そもそも主人公である探偵ジルが、元警官にもかかわらずカンが鈍すぎる。相手のダイアナが結構方々に謎解きのヒントをばらまいているのに、ほとんど気がつかないとは、バカじゃないのと観ているこっちが思うほどで、だから彼女に感情移入もできない。犠牲者の女の子ミッキーの残した詩も露骨すぎて、邦題が匂わせるような詩情も感じられない。

主人公役のスージー・ポーターも、ダイアナ役のケリー・マクギリスもあまり好みでない女優なので、それも楽しめない一因なのだった。殺されるミッキー役を演じたのは、アビー・コーニッシュで何と『ブライト・スター』の主役の彼女なのだった。成長したね〜。
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by poyance | 2010-08-04 19:28 | 映画
ニュームーン/トワイライト・サーガ The Twilight Saga: New Moon
b0062149_1925118.jpg監督:クリス・ワイツ
公開年、製作国:2009年、アメリカ

WOWOWから録画したものを観賞。シリーズ2作目は前作よりも学園モノ的な雰囲気が弱まり、よりラブストーリー色が濃くなっている。しかし、相手が異界に属する者、という要素を除けば、三角関係を交えた非常にオーソドックスな恋愛話なのであり、物語の流れもゆったりし(すぎ)ているので、前作ほどの面白みにも欠けている。そもそも登場人物のキャラといい、物語の内容といい、日本の少女漫画が20年ほど前にすでにやり遂げてしまったことを、今更こう真面目にやられてもなあ・・と何度も思う。

さらにエドワードが前作にも増して性格も存在も弱くなり、おまけに魅力も薄い。ベラが彼のどこに惹かれているのか理解に苦しむ。ぜんぜんオオカミ君ジェイコブのほうがたくましくてカッコいいのにさ〜。変身後のでっかいオオカミ姿も雄々しく立派です。

クリステン・スチュワートは相変わらず美しい。オオカミ役のテイラー・ロートナーが前から気になっていたが、今回は大きくクローズアップされて魅力を発揮。髪が長いときのほうが好きですが。エドワードのロバート・パティンソンが生理的にダメなので、もっぱらベラとジェイコブのからむ部分を楽しんで観てました。芳しくないことばかり書いたが、今回も音楽のセンスは結構好き。トム・ヨークの曲も流れてます。
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by poyance | 2010-08-03 19:22 | 映画


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