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厳寒うどん紀行
前回宣言した通り、釜玉うどん目当てでまたしても13日に香川県へ行ってきました。この日はこの冬いちばんの寒波が押し寄せると予報で言われていたので、前日まで行くかどうか迷っていたのですが、道路が凍結しなけりゃ大丈夫と決行。今回は気合いの5時半出発。行きの山陽道は雪景色で少々不安な気分になっていたところ、四国に近づくにつれて晴れてきたのでほっとしました。

まず訪れたのは「須崎」。食料品店兼うどん製造を営んでいて、年期の入った店構えです。8時半に着いたところ、まだ準備中で、ゆでたてのうどんを食べることができました。製造しているその場でアツアツのうどんを、うどんつゆとねぎというシンプルなスタイルで立ったままで食べました。朝いちばんのうどんはとてももちもちしていておいしかったです。うどんつゆはヤマモリのものでしたが、これがまた美味でした。2人分で240円くらいだったと思います。
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b0062149_21348.jpgお次は前に2回足を運んで2回とも臨時休業だった「やまうちうどん」。3度目の正直でやっと開いていました。広々とした店内だったのですが、朝早くだったからか閑散としたなかで、熱いだしをかけたうどんと山と積まれたゲソ天からひとつ取っていただきました。うどんはもとより、だしが美味しかったです。



b0062149_2121252.jpg調子良く3軒目の「前場製麺所」へ。ここも広々した店内で、子供の自由研究と思われる製麺の仕組みの説明書きが壁に貼られているのが微笑ましい。ここでも熱いかけうどんに、たくさん並んだ天ぷらがおいしそうなので、ちくわ天などを選んで食べてみました。だしがぬるくてなんだか中途半端な味わいだったのが残念でしたが、天ぷらがすごく美味しかったです。写真は家人が食べた特製あげのうどんですが、肉厚なあげはかなり甘い味付けでした。


b0062149_2201448.jpgこの時点でもまだ11時前。もう1軒行ってみるかと途中中村うどんや田村など、惹かれる店はぐっと我慢して向かったのが、大御所の「山越うどん」。ここは常に行列の店だそうですが、今回は待たずにすっと入れました。確かに人はいちばん多かったですが、食べるスペースもたくさん設けてあり、お店の人もみんな親切で人気の高さを感じました。ここで初めて念願の釜玉うどんを食しましたが、うどんをもらってから席について食べるまで結構時間がかかってしまったので、卵が大方固まってしまって釜玉、という感じではなくなってました・・・ お腹がかなりいっぱいな状態だったので、満足に味わえなかったようにも思えます。写真は家人が食べたほうです。じゃがいもの天ぷら、というのが甘めに煮たいもを揚げたもので新鮮な味でした。


b0062149_364051.jpgところでこのお店にはとても大きな猫さんがいて、店内を物怖じせず歩き回っていました。濃いグレーの毛並みに威厳を感じさせるその姿は日本画に出てきそうだな〜と思って見ていたら、店の人が「もずく」と呼んでました。

うどんは一旦お休みにして、次は猪熊弦一郎現代美術館へ。いつも興味深い企画展を催しているこの美術館が今回開催しているのは「エイヤ=リーサ・アハティラ展」。写真や映像を用いた作品は皆印象的で、展示数が5点というのは少なすぎる気がしました。これについてはFBNでも書く予定です。

この後、また「かまど」の喫茶店へ。前回の教訓を活かして甘いものは控えました(家人はシュークリームをつまんでいたけれど)。ここは和菓子の「かまど」も美味しいけれど、洋菓子もいろいろ作っていてパイ菓子の「フランソワ」はそのネーミングとレトロなパッケージが魅力です。お土産に買って帰りました。


b0062149_2453532.jpgお腹が空きそうにないので、四国のひなびた風景と海の青さを楽しみつつしばらくドライブ。夕方頃になってようやく食べられる状況になってきたので、「宮川製麺所」へ。ここも入ったら私たちだけでした。店の人の指示に従って、完全セルフでいただきます。私は釜玉にしようとあつあつうどんに卵をかけたスタイルにしたのですが、「それでは麺の味がわかんないよ」と言われてしまいました(でも卵あったし・・)。家人は冷やした麺にだしをぶっかけ(写真)て、「それが正解」と言われてました。邪道な食べ方かもしれなかったけど、私の食べたうどんもじゅうぶん美味しかったです。家人のを少し食べさせてもらったら、やはりうどんのコシが味わえてお店の人の言い分もよくわかりました。次回は冷やしぶっかけで食べよう。


今回訪れたのは最高数の5軒で、5軒とも初めて行くお店でまた新しい味の発見がありました。もう一度行ってみたいのは「須崎」と「宮川製麺所」でしょうか。でも「前場」の天ぷらも捨てがたいしな・・ 「山越」のもずくちゃんにもまた会いたいな。次回はこれまで行った中のベストうどん再訪、という形になるのではと思っています。夏か秋口に冷やしぶっかけを食べに行きたいです。
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by poyance | 2008-02-21 03:13 | 日々の記録
ショート・カッツ(ロバート・アルトマン、1993年、アメリカ)
b0062149_1234524.jpgだいぶ前にWOWOWで録画したものを鑑賞。レイモンド・カーヴァーの短編を下敷きにした群像劇。カーヴァーは集中して読んでいた時期があったのだけど、かなり忘れてました。バースデイ・ケーキの話をかすかに覚えている、ぐらいだったのですが、全体的にはカーヴァーよりも、アルトマン独自の色合いのほうが強いように感じました。地中海ミバエとか、大地震とか当時を思い出す要素も盛り込まれています。

群像劇はアルトマンお得意の分野とはいえ、今回は多数の人々が登場するため、前半は彼らの関係を整理するのに難儀しました。それぞれのエピソードがひとつの大きなクライマックスに積極的に収束していく、というわけではなく、変わらぬテンションのまま最後に起こる出来事を通過していく、という作りになっているので、3時間という長さもありますし、ダレるといえばダレます。そのあたりは編集(同じ行為やイメージを重ねることが多い)や俳優たちの演技で救われていると思います。

エピソードの中でいちばんよかったのはアール(トム・ウェイツ)とドリーン(リリー・トムリン)のカップルのものでしょうか。アール演ずるトム・ウェイツのグダグダ感は「ダウン・バイ・ロー」を凌駕するほどで、子供っぽくすら見えて笑えます。そんな彼と腐れ縁で結ばれているドリーンのどうしようもなさ、そしてもう一つのエピソードの際に見せる人のよさをリリー・トムリンが印象深く演じていました。もう一人記憶に残った俳優はジェリーを演じたクリス・ペン。電話でいかがわしい仕事をする妻、友人の話や仕事先で見た刺激的な光景に焦燥感を募らせる男を自然に表現していました。ショーン・ペンの弟でもある彼は、2006年に亡くなられているということで、こちらも残念なことです。

ティム・ロビンスのマッチョ警官、マシュー・モディーンの暗い夫、フランシス・マクドーマンドの男にうつつを抜かす母親というのはいつも持っているイメージと違って見ていて少々辛かったですが、最も違和感を感じたのはピーター・ギャラガーでしょうか。"The OC"のお父さんのキャラが頭に染み付いてるので・・
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by poyance | 2008-02-13 02:00 | 映画


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