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TAXI NY(ティム・ストーリー、2004年、アメリカ=フランス)
b0062149_18422227.jpg「スカイ・キャプテン」と同じく半額レンタルで借りてきました。「世界一セクシーな銀行強盗」というフレーズに家人が惹かれたらしいですが、セクシーシーンはあんまりなくってガッカリしてました。全体的にも、オリジナル(フランスで最初に制作された「TAXI」)のほうがはるかに面白いです。登場人物もフランス版のほうが刑事さんもタクシー運転手ももっと愛嬌があって、ずっと魅力的だったし。刑事のドジっぷりも可愛げがあるというより、本気でムカつく(警部補の気持ちもわかる‥)感じだし、クイーン・ラティファの運ちゃんもメカおたくにはあまり見えないし、キャスティングミスじゃないのかなあ。銀行強盗のお姉さん方はお色気集団というより何だかサイボーグみたいでした。それよりも運転手の恋人役のジェシーのほうがずっとセクシーです。ポスターですらもアメリカ版はイマイチなので、ドイツヴァージョンを今回は使ってみました。「第2弾」っていうのもそうですが、「リメイク」もオリジナルを超えるのはなかなか難しいようです。
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by poyance | 2005-08-31 18:58 | 映画
スカイ キャプテン ワールド・オブ・トゥモロー(ケリー・コンラン、2004年、アメリカ)
b0062149_20593536.jpgレンタル店が半額キャンペーンをやっていたので、ちょっと観てみたいなと思うものを大量借りしたなかのひとつがコレ。勝手に「トップガン」みたいな映画だと思っていたら全然違いました。ポスターからもわかるように、レトロなSFアニメのようなタッチに画像が加工されていて、そこにフォトジェニックな俳優が配置されているこの雰囲気は何だか「キャシャーン」みたいだぞ‥と不安に思いつつ観ていましたが、作り手側の陶酔感みたいなものはあまりなくって、わりとカラリとした味つけだったので、最後まで飽きずに観られました。
ストーリーの方も懐かしい感じのするSFで、昔のアメリカンコミックにありそうです。この物語に、この映像‥好きな人はすごくはまりそうな世界です。主役の3人(ジュード・ロウ、グヴィネス・パルトロウ、アンジェリーナ・ジョリー)はこの世界になかなかマッチしていたのではないでしょうか。特にグヴィネスはクラシックなスタイルが似合いますね。アンジェリーナはあんまり出番がないのですが、「男らしい!」と思わず口に出てしまうようなカッコよさです。ジュード・ロウは正義のヒーローみたいな描き方ではなく、軟派な設定になっていたのがよかったです。あと脇役で最近よく見るジョヴァンニ・リビシが出ていますが、私は最初に観た「ギフト」の役の印象が強くて、どうも目がイッてるように見えてしまうなあ‥
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by poyance | 2005-08-30 22:05 | 映画
真珠の耳飾りの少女(ピーター・ウェーバー、2002年、イギリス)
b0062149_18512990.jpgフェルメールの絵画を題材に、コリン・ファースとスカーレット・ヨハンソンというキャスティングが魅力的なこの作品を鑑賞。17世紀のオランダが舞台で、どのショットも絵画の一部のような美しさです。とりわけフェルメールのアトリエの様子は、彼の作品の雰囲気そのもので、おそらくあの数少ない絵画を研究し尽くしたんだろうなあ。そのアトリエの中にいるときのグリート(スカーレット)の美しいこと。顔のアップがかなり多いのにその透き通るような白い肌には非の打ち所がありません。スカーレットは今回露出部分が顔(髪の毛も帽子で隠されている)と手ぐらいしかないのに、なんでこうも色気が漂うのでしょう。秘めた恋をしているグリートが、単なる清純な少女ではない(結構気が強いし、欲望もある)ことが体からにじみ出ています。
炊事・掃除・洗濯など日常の生活風景が多く描かれていて(もっともそれをこなしているのは召使いの人たちなんですが)、そのような日々の営みが淡々と続けられていくなかで、フェルメールとグリートの恋が静かに進行していく、という設定もよかった。
二人は実際ほとんど体も触れ合わないし、会話はおろか視線を交わらせることもあまりないのですが、彼らが二人で顔料をこねたり、グリートの無言のアドバイスをフェルメールが取り入れたりするところに、通い合う気持ちが表現されています。その静かな描き方がとてもすばらしくて、奥さんや娘の嫉妬のエピソードがうるさいぐらいです。いっそ誰にもわからないくらい隠れた恋にしちゃったらよかったのに‥ そうなると原作の物語とかなり違っちゃうか‥
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by poyance | 2005-08-28 19:22 | 映画
ロング・エンゲージメント(ジャン=ピエール・ジュネ、2004年、フランス)
b0062149_2392313.jpg「アメリ」とほぼ同じスタッフで制作されたジュネの次作がDVD化されたのを鑑賞。前作同様濃密な映像は変わらない一方、全体の色調は非常に抑えられ、モノトーンに近いぐらいです。細かな部分にこだわるところとか、ある些細な事柄が意外な展開につながるところとかは、「アメリ」の雰囲気と似ています。ストーリーは「戦死したという婚約者が実は生きのびているのではないか」という謎を、主人公マチルドの執拗な追跡で少しずつ解き明かしていく、というものですが、最初兵士たちが軍帽をかぶっているし、同じようなヒゲをはやしているし、画面が薄暗いので、誰が誰だかよくわからず、謎解きの進み方が中盤くらいまでよくわからないまま観ていました。「アメリ」が大好きだった人は、これを観るとあのカラフルでハッピーなテイストがないので、少しとまどうかもしれません。
おいしそうにものを食べるシーンが多かったことや、マチルドのお洋服や部屋のインテリアが繊細で可愛らしかったことなど、本筋とは関係ない部分で十分楽しめたので、満足でした。マネクが戦場で嬉しそうに食べるショコラやハチミツのタルティーヌとか、マチルド一家の食卓(クレープやセレスタン・プーにふるまう食事)とか、垂涎もの。1920年代のファッションも素敵で、レースのブラウスやプリーツのロングスカートなど、今でも着てみたいと思わせるものばかり(もともとクラシックな服装が好きなので)。
中心人物の2人くらいしか配役を知らなかったので、意外なところに意外な人が使われているキャスティングも面白かったです。「アメリ」に出ていた何人かやチェッキー・カリョはともかく、ジョディー・フォスター! 何でこんなところに! という感じで出ています。彼女自身が監督の熱烈なファンなのか、その逆か? なんでしょうか。それからえらく個性的な顔のオジサンが出てるなーと思っていたら、ドニ・ラヴァン! CFCで最近話題になっていたのに、見終わってもまったく気づかなかったことにショックです。あれは絶対老けメークだよね??
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by poyance | 2005-08-21 01:29 | 映画
読書記録
休みに入って例のごとく読書量がガタ落ち。ここに挙がっているのは6月後半〜7月に読んだ本です。

b0062149_20421847.jpgヴァレリー・ラルボーが読みたいなと思っていたら、ちょうど岩波文庫から短編集『幼なごころ』が出ました。子どもの心を描かせたらほんとうにうまい人です。前に一度読んだけれど、冒頭の「ローズ・ルルダン」がいちばん好きです。訳者の岩崎力さんがみずから撮影した写真がところどころに挿入されていて、それがイメージをかきたててくれます。訳文自体も美しかった。

『閉ざされた庭』
『輪廻の暦』(萩原葉子)

ちょうどこの本を読んでいるときに、萩原葉子さんの訃報を聞いてびっくりしました。『蕁麻の家』の続編となるこの2作、実の祖母やおばたちに冷たく扱われ、それから逃れたいがために新しい家庭を作ったのに、さらに耐え難い日々が続き、おまけに実の母親と妹にも苦しめられ‥と壮絶な内容です。3日と持ちそうにないこの地獄のような日々を、どうしてこうも冷たいタッチで描けるのだろうか。
b0062149_2059209.jpg異常な状況なのに(特に母と妹の行動がすごすぎる)おかしさすら感じられるのは、やはり文章の力なのでしょう。

この後『アナイス・ニンの日記』を読みました。本来は日常の記録が淡々と書かれている日記を読むのが好きで、これもそうだと思って読み始めたらそうではありませんでした。彼女はシュルレアリストで、ここでは日常の記録というよりも、体験した出来事から誘発されるさまざまな思考の流れが綴られていて、かなり濃密。一気に読めず時間がかかりました。ヘンリー・ミラーとの関係や精神分析医とのやりとりなどは興味深かったです。「アントナン・アルトーと食事」なんて自分の日記に書いてみたい‥

これでちょっと疲れたのでその次は『東京に暮す』(キャサリン・サンソム)。1930年前後の日本に暮らしたイギリス人女性の手記で、日本の日常の暮らしがやさしい目でとらえられています。彼女は当時としてはかなり日本に理解のあった人ではないでしょうか。気難しい日本の職人さんもうまく扱っているようだし。さすがにたくあんと海藻は苦手なようですが。

b0062149_335419.jpg最後に、と言っても読んだのはもっと前ですが、待望の『シネマ坊主2』(松本人志)が出ました。今回も面白かったです。独自の、とはいえ非常にまともな見方をしているなあと思います。「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「ロスト・イン・トランスレーション」の回が痛快でした。「松紳」でも言ってたけど、「ペーパー・ムーン」が相当好きなんだなあ。
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by poyance | 2005-08-18 21:55 |
ドッジボール(ローソン・マーシャル・サーバー、2004年、アメリカ)
b0062149_23155947.jpg公開時からすごく気になっていたのがついにレンタルになったので、早速観ました。観られた方には同感していただけると思いますが、われわれが小学生のときにやっていたドッジボールとはえらく違って、ここで展開される競技はかなり凶暴です。6対6で、ボール6個が同時に行き交う、というだけで痛そう。でも、すぐにどちらかのチーム全員がアウトになってしまうので、試合はあっけなく終わってしまいます。観る前は、この試合部分が「少林サッカー」みたいにぶっとんだ感じに描かれているのかなと思っていたので、ちょっと期待はずれでした。
そのほかの部分も、バカバカしさが徹底して追求されているわけでもなく、中途半端な感じがしてあまり大笑いできなかったです。約90分という短さなので、ストーリーの流れも強引だし、乗り切れないまま終わってしまいました。ヴィンス・ヴォーン(この映画では中川家弟のようです)はおバカコメディってあまり合わないような・・目がすわって見えることが多かったし。ベン・スティーラーはわりと好きな俳優で、今回はマッチョな体型とえらく古い髪型で外見から気合いの入った役作りをしていますが、あまりにも「アメリカ的な笑い」に走りすぎていて冴えを感じませんでした。それから終盤に自転車のアームストロングが出てきますが、彼はこの映画に出たことをどう思ってるのかな〜。
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by poyance | 2005-08-07 01:38 | 映画
69 sixty nine (李相日、2004年、日本)
b0062149_22384733.jpgようやく仕事が一段落して、Wowow録画のこの映画を鑑賞。宮藤官九郎脚本のドラマは大好きだけど、映画は微妙なラインなものが多いなあと思っていたところ、この作品はなかなか面白かったです。原作はかなり昔に読んで、相当筋を忘れていますが、映画を観たとき「ああこんな感じだったなあ」と思ったし、クドカンのテイストは、かなりマッチしているんじゃないのかなー。
三の線だし、下ネタ(かなりキタナイものも・・)もあるし、エネルギー(というよりも性欲)あふれる男の子たちの話なので、下手すると内輪だけで盛り上がりがちになりそうですが、そうはならずにスカッとした青春映画になってます。
嶋田久作の体育教師だとか、柴田恭平の父親だとか意外な配役が面白かった。いつも安心の岸部一徳サマも出ておられて。妻夫木君は相変わらず調子のいい男の演技がうまいですね。安藤政信君は、撮影当時28歳くらいだから、やはり老けてる感じはするけれど、この当時の高校生の風貌のことを考えると、ちょうどなのかも。そうすると妻夫木君はやっぱり「平成顔」なのでしょうか? イワセ君とか他の人たちも昭和風だったので、彼は浮き立って見えます。
30年以上も前の時代の設定だし、映画全体のつくりはレトロな雰囲気なんですが、オープニングタイトルのアニメは「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出させるし、途中のレディー・ジェーンが赤いバラの中を歩いてくるシーンは「アメリカン・ビューティー」みたいだし、最近のハリウッドも感じさせる作品でした。
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by poyance | 2005-08-06 23:13 | 映画
Musical Baton (家人編)
目下、仕事が立て込んでいてなかなか投稿ができません。そんななか、家人がMusical Batonを考えてくれました。数週間悩みまくったあげく、出した答えです。以下、コメント共々家人が書きました。

•  Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
5.4GB。最近iPod Photo を購入するまで長らく初代iPod 5GBだったので新しい曲入れるたびに他の曲削ってました。

•  Song playing right now (今聞いている曲)
Mothership Connection (Starchild)/Parliament

•  The last CD I bought (最後に買ったCD)
Muito Mais/Caetano Veloso(CDでなくてDVD-Audioですが・・・)
Caetano Velosoの40枚組!Boxにオマケで付いていたDVD-Audioが単品で発売されたものです。


b0062149_27799.jpg•  Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
選んだ基準は初めて聴いたときのインパクトとその後数えきれないほど聴いているにも関わらず、未だに新鮮な気持ちで聴けるものを選びました。5曲は無理だったので10曲です。順番はその10曲をコンピとしてCDに焼くならこの順番ということで。



b0062149_283796.jpg1. Forces of Oppression/The Pop Group
2. Dream Come True/The Brand New Heavies
3. Don't Be Blue/Jackie & Roy
4. In The Name Of Love/Kenny Rankin
5. In Time/Sly & the Family Stone
6. We Got it Made/Night and Day/Dr. Buzzard's Original Savannah Band
7. Jazz 'N' Samba/Milt Jackson
8. I Make A Fool Of Myself/Ray Terrace
9. De Conversa Em Conversa/João Gilberto
10. Ele E Ela/Marcos Valle


b0062149_29855.jpg *家人はファンク・ラテン路線一直線ですね。私も本当に数えきれないほどこの曲たちを聴かされました。このなかで好きなのはスライとマルコス・ヴァーリです。特にマルコス・ヴァーリのこの曲はラブにあふれた可愛らしい曲で聴いてて幸せな気分になります。数年前、ブルーノートへ彼のライヴを聴きに行きましたが、年をとってもサーフィン大好き!な感じのとてもカッコよいオジサマでした。もちろん音もたいへん素敵でした。
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by poyance | 2005-08-03 02:26 | 音楽


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