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ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(アレクサンダー・ペイン、1999年、アメリカ)
b0062149_2245457.jpgタイトルを見ただけ(原題は"Election"(選挙)というシンプルなものなんですが・・)では、まず手がのびないであろうこの映画をレンタルしてきたのは、監督が今気になっている「サイドウェイズ」のアレクサンダー・ペインで、おまけにこの作品をクリント・イーストウッドが絶賛していたからです。主演はマシュー・ブロデリックとリース・ウィザースプーン。マシュー・ブロデリックを久々に見ましたが、さすがに老けました。昔は彼がトレイシーのような役をしていたのに、今や先生役ですか・・「エレファント」のティモシー・ボトムズ同様時代を感じますね。リース・ウィザースプーンはあまり好きではないのですが、今回のトレイシーのように、したたかな女の子の役を演じたらピッタリです(サッカリーの「虚栄の市」が彼女主演で映画化されるそうですが、それもはまり役だろうな〜)。個人的にツボだったのは、トレイシーの対抗馬ポール君の非常に「間の抜けた」お顔でした。
内容は、高校の生徒委員会の会長選挙をめぐるブラック・コメディで、自分のキャリアのために立候補したトレイシーの野望を打ち砕こうとして、マシュー扮するマキャリスター先生があの手この手を使うのですが、それがもとで・・というものです。確かにトレイシーの動機は不純かもしれないんですが、彼女はだからといって裏工作をするとか、姑息な真似をするわけではなく(ポスターを破きまくったりはするけど)、逆に彼女の魂胆を見抜いて、それを阻止しようとするマキャリスター先生が、結局はズルいことをしてしまう、という皮肉な展開です。
テンポよく話が進み、ところどころ面白いアイディアも見られるのですが、イーストウッドさんが手放しで褒めるほどかな・・というのが正直な感想です。作る側から見ると斬新なのかしら?? 最新作の「サイドウェイズ」を早く観たいですね。
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by poyance | 2005-03-29 01:28 | 映画
17歳のカルテ(ジェームズ・マンゴールド、1999年、アメリカ)
b0062149_20444838.jpgBSで放映されたのを観ました。ウィノナ・ライダーが原作に惚れ込んで、主演だけでなく製作総指揮をとった作品です。おそらく撮影当時ウィノナは27、8歳だと思いますが、17歳の役を違和感なく演じています。というよりも、主人公スザンナがウィノナ自身とダブって見えてしまいます。冒頭から「お金があるのに万引きしたり・・」とか言ってるんだもん。この映画のあとに、例の窃盗事件騒動が起こったりしているし、スザンナの世界にどっぷりはまってしまったのでしょうか。もっとも映画のスザンナはそこから立ち直っているんですけれども・・
そういう事情もあってか、ウィノナの演技は真に迫ってます。アンジェリーナ・ジョリーをはじめ、他のキャストもなかなかいいと思います。今や美しくてセクシーなアンジェリーナですが、ここではウィノナをたぶらかすメフィストフェレスのような役柄のためか顔がコワイ・・ いるだけで迫力満点です。虚言癖のジョージナとファザコンのデイジーもよかった。ジョージナが最後に「オズの魔法使い」のラストを観て泣いているところや、デイジーのどこか「普通でない」(特に表情)部分がにじみ出ているところなど、それぞれうまかったです。ジョージナ役のクレア・デュヴァルは、他の映画やTVドラマなどでも時々見かけます。美人ではないですが、記憶に残る役者さんですね。女の子たちのファッションもそれぞれ趣味が違って面白かったです。デイジーのお人形さんみたいな髪型や洋服、ウィノナのボーイッシュな(若い頃のジェーン・バーキン風)スタイルなど、60年代のテイストにあふれていて観てて楽しかったです。
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by poyance | 2005-03-28 22:36 | 映画
ナナメ見映画「ブラウン・バニー」(ヴィンセント・ギャロ、2003年、アメリカ)
b0062149_2235568.jpg家人のホームシアター化熱が最近急に高まってきて、電源関係が一新された(「基本は電源!」らしいです・・)のを記念して、この映画を再鑑賞です。実はこの作品は、去年映画館で見た唯一の映画でした。最初見たときは気がつかなかったんですが、粗い粒子のフィルムで撮影されていたんですね。その荒さと映像の褪せた感じの色合いが、古い写真アルバムを見ているような、どこか懐かしい感覚を生み出しています。白い色が印象的で、特にバドが中盤でバイクを走らせる塩の湖(でしたっけ??)のシーンは美しいです。
この作品は、ヴィンセント・ギャロの私的な部分が色濃く出ている映画だと思うのですが、決して「私映画(私小説の映画版)」になっておらず、とても「詩的な」作品に仕上がっています。それを象徴するのが最初のバイクレースの場面であり、えんえん続くバイクの円運動は物語の構造を、所々の音の遮断は現実がそうでなくなる瞬間を、すでに予告しています。小品のようですが、この作品は前作の「バッファロー’66」よりも綿密に練り上げられているように見えます。
カンヌでは大ブーイングだったそうですが、 例のラストシーンが問題だったのかな?? 確かにショッキングではあるけれど、あのシーンによってバドの弱さがより強調されることになると思うのです。なんだかかなり傷心モードみたいですが、ギャロさんにはまだまだこれから新しい作品を撮ってもらいたいです。
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by poyance | 2005-03-17 02:13 | 映画
アイ・アム・サム(ジェシー・ネルソン、2001年、アメリカ)
b0062149_1674838.jpg民放の洋画劇場で吹替えで見たのを、オリジナルで見たくなって再鑑賞です。内容は結構深刻ですが、カラフルで鮮やかな映像と、要所要所に流れるビートルズのカバーが(私の好きな「マザー・ネイチャーズ・サン」までかかってくれて)、見ていて楽しい気分にさせてくれます。今回ショーン・ペンも熱演でしたが、やっぱり子役のダコタ・ファニングちゃん(病的なくらい色が白いですね〜)が素晴らしかった。吹替えだと彼女の演技のよさが半減してしまうので、オリジナルで見てよかったです。親思いなところはもちろんのこと、ずる賢いところや頑固なところなど、ルーシーの性格をよく理解したうえでの冷静な演技だったと思います。ほかのキャストもそれぞれよかったですね。大人の人たちに限っていえば、吹替えでも違和感なかったでしょうか(字幕は字幕ですごくそっけなかったので・・)。
内容は、一種の「ファンタジー」として見るのがよいかな? 泣かされちゃイカンと思いつつ、最後のローラ・ダーン(「ワイルド・アット・ハート」もいいけど、よい母親になろうとする努力が空回りしているような役も似合いますね・・)とのシーンはやっぱりウッときてしまいました。
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by poyance | 2005-03-13 16:36 | 映画
コラテラル(マイケル・マン、2004年、アメリカ)
b0062149_20224224.jpg最近は映画のDVD化が早くなり、去年の後半やっていたこの作品も、もう見られるなんて、嬉しいことです。まず、「夜」の演出に圧倒されました。夜景はもちろんのこと、信号、ライトに照らされた車や、ごったがえすナイトクラブ、そして人の少ない電車や建物など夜にまつわるさまざまなものが鮮やかに描き出されています。それを見るだけでも価値があると思います。
内容は・・前半部はちょっと長く感じてしまいました。映画にはそれぞれリズム感があると思うのですが、この作品のリズム感には相性が合わなかった・・という感じでしょうか。一転して後半からは、一挙にストーリーが加速していき、スリリングな展開になります。トム・クルーズ演じるヴィンセントは、用意周到で冷酷な殺し屋なんですが、えらくおしゃべりじゃないですか? まあ最初はマックスも最後に消してしまおうと考えていたからかもしれませんが。どちらかというと、ヴィンセントの冷徹さよりもマックスの善良さの方がうまく描かれていたと思います(お母さんに会いに行くところとか、オオカミ?(コヨーテかな?)の前で車を止めるところとか)。
そもそも、これは「トム・クルーズ主演」と言えるのか? ジェイミー・フォックスはアカデミーの助演男優賞にノミネートされましたが、ジェイミー主演といったほうがよいかも。タイトルも「巻き添え」だし、目が行くのもジェイミーの方です。特にフィリックスの前で突然凄むところは見ものです(普通のタクシー運転手が実際そんな芸当ができるかどうかは別として・・)。トムさんは、見た目も変えて役作りに力を入れていたようですが、どうしても「老けた格好をしたトム・クルーズ」に見えちゃうんですよね〜。これは彼の宿命なのか・・。家人はトム・クルーズファンなんですが、彼にとっても少々期待はずれだったようです。前に出た「マグノリア」などと比べたら、やっぱりアカデミー賞にノミネートされるほどではなかったかな・・また別の作品で候補になってもらいたいですね。
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by poyance | 2005-03-07 21:09 | 映画
Code 46 (マイケル・ウィンターボトム、2003年、イギリス)
b0062149_22325767.jpgマイケル・ウィンターボトムの映画は前々から興味があって録画だめしていたのですが、ついつい見そびれていて、このSF作品が初見です。まず道路、橋、ビル群といった建造物から、地下鉄や繁華街にいたるまで「都市」がとても魅力的に撮られていました。舞台には上海が選ばれているのですが、近未来感たっぷりな一方でどこか懐かしい雰囲気です(導入部を見ていて、タルコフスキーの「惑星ソラリス」を何となく思い出しました)。窓ディスプレイといった小道具も将来ありそうなものが多くて、センスがありました。マリアの住んでいる部屋もカッコよかったなあ。
「近未来」の話ですが、あまりSF感はありません。設定は未来の話じゃないと成り立たないんですが、話そのものはとても古典的だと思います。オイディプス神話を未来に持ってくるアイディアは面白いけれど、2人の間の謎が明らかになった後に彼らが取った行動とかは、昔も今も変わらんやん、という感じでちょっとヒネリがなかったかな〜。映像がよかっただけに、物語をもうちょっと練り込んでもらいたかったです。
ハリウッドのSF(例えばサマンサ・モートンが前に出演した「マイノリティー・リポート」など)と比べると、すごく「まったり」していて、それがダメな人にはツライ映画かもしれません。SF映画として見ないほうがよいと思います(って監督も言ってるし)。私は嫌いじゃないけれど、やっぱりどこかでパンチが欲しかったかな・・ ストリートを舞台にした以前の作品のほうが、監督のよさは発揮されているかもしれないので、録りだめしていた映画を見てみよう。
「惑星ソラリス」の他にも思い出したものがもう一つ。それは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」です。設定とかテーマとか似ているわけじゃないんですけど、なぜか思い出したんですよね〜。後で見たインタヴューで、監督自身も村上作品にもインスパイアされていると言っていました。ところで、万が一「ねじまき鳥クロニクル」が海外で映画化されるとしたら、主人公役にティム・ロビンスってどうかな〜とふと思いました。「僕」って感じがしませんか?
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by poyance | 2005-03-05 23:29 | 映画
アカデミー賞発表!
b0062149_19554449.jpgまだ見ていない映画ばかりなのに、アカデミー賞を見ているとなぜこうもワクワクするんだろう。今回はノミネート作品があまりパッとしないと言われていましたが、それなりに見ていて面白かったです。主要な賞は「ミリオンダラー・ベイビー」がだいたい獲得しました。ヒラリー・スワンクがまたもやオスカーを取りましたね。「ビバリーヒルズ青春白書」でスティーブの恋人役をやっていた頃から考えるとものすごいステップアップです。でも私は彼女よりも旦那さんのチャド・ロウのほうが好きなんですけどね・・。この作品はラストが衝撃的らしいんですが、「ミスティック・リバー」も「ブラッド・ワーク」もラストがなあなあな感じであまり納得いかなかったので、これはその消化不良感を払拭してくれるかも。映像も「ミスティック・リバー」みたいにシャープな感じでよさそうなので、早く見たいです。

b0062149_1956244.jpg他の賞はだいたい妥当な人が取ったのかな〜という感じ。ケイト・ブランシェット様は大変美しかったですね〜。ドレスもお似合いでした。ノミネートされて嬉しかった人はドン・チードルです。とてもチャーミングな人だと思います。「ER」で難病を患う医学生ネイサンを演じていたのが印象的でした。あとは「ボーン・アイデンティティー」で気になっていたクライヴ・オーウェンです。やっぱりカッコいいー!! 「クローサー」も作品としてとても面白そうです。

b0062149_19564063.jpg個人的に見たいなあと思った映画は、「サイドウェイズ」(ポスターがいいですね)。4人の俳優がみんな楽しそうに演じているので、見ていてすごくハッピーな気分になれそう。それから「エターナル・サンシャイン」! ジム・キャリー結構好きなんです。そして脚本が「アダプテーション」のチャーリー・カウフマンだし、またどんなヘンなお話を紡ぎだしてくれるのだろうと期待しています。
アカデミー賞は来場する俳優さんたちのドレスアップ姿も見ものです。カッコいいな〜と思ったのはサミュエル・L・ジャクソン。美しかったのはケイト・ブランシェットとローラ・リニーです。家人はケイト様のよさをなかなかわかってくれないんですけど・・ナゼ!!
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by poyance | 2005-03-02 02:12 | 映画


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