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キャリー(ブライアン・デ・パルマ、1976年、アメリカ)
キャリー(ブライアン・デ・パルマ、1976年、アメリカ)_b0062149_19432213.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。高校生のキャリー(シシー・スペイセク)は同級生からはいじめられ、熱心な宗教家の母親(パイパー・ローリー)からは厳しいしつけを受けていていた。いじめた女学生たちはコリンズ先生(ベティ・バックリー)に叱られ、改心したスー(エイミー・アーヴィング)は、ボーイフレンドのトミー(ウィリアム・カット)にキャリーをプロムに誘うよう頼む。一方で叱られたことを根に持つクリス(ナンシー・アレン)はボーイフレンドのビリー(ジョン・トラヴォルタ)と共謀してプロムでキャリーに恥をかかせようとする・・

ホラー映画かと思っていたら全然違って映画の80%くらいは学園もの、という雰囲気です。しかし冒頭からまた意味のないエロいシーン(シャワーの場面撮るの好きだね〜)がひとしきり続くわ、画面分割やスローモーションてんこもりで、デ・パルマ節が全開です。先生やスー&トミーみたいにいい人も出てくるんだけど、あまりいい人に見えないように描かれている(先生だって「トミーとキャリーは釣り合わない」とか言ってるし、スーもキャリーをからかいたくてトミーをけしかけていたとプロムが始まるあたりまで思ってました)のは、結末への伏線なのでしょうか。ラストがあそこまで徹底しているとは思ってもみなかったし、終わり方も後味が悪いんですが、常に「作り物」の雰囲気が漂うデ・パルマ作品なだけに、怖いという印象はありませんでした。

シシー・スペイセクの白っぽい顔は年をとってもあまり変わらない(というかこの当時から老けていたのか)ですね。ナンシー・アレンは今回も下品な女の子を演じていてこれもはまり役。エイミー・アーヴィングとウィリアム・カットはいかにも70年代の可愛い少年少女たちでカーリーヘアが目にまぶしい。ジョン・トラヴォルタは相変わらず濃い顔です・・
by poyance | 2008-09-19 20:30 | 映画
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