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トランスアメリカ(ダンカン・タッカー、2005年、アメリカ)
b0062149_1241387.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。ロサンジェルスに暮らす性同一性障害のブリー(フェリシティ・ハフマン)は、長年の夢だった性転換手術を一週間後に控えていたが、ニューヨークの警察から自分の「息子」が拘置所にいることを知らされる。それは過去に一度だけ関係を持った女性との子供だった。ブリーはニューヨークへその息子トビー(ケヴィン・セガーズ)を迎えにいき、ロスへ行きたいというトビーを車で連れ帰ることになる。先住民の末裔だという父スタンリーに会いたがるトビーを前に、元スタンリーであるブリーは自分の正体をなかなか言い出せない・・

ジェンダーの問題を優秀なコメディに持ち込むのはなかなか難しいと思うのだけれど、これは主人公のブリーを茶化すようなことをしておらず、R指定はあるものの品の感じられる作品です。それはブリーが常に自分の気品を失わないよう努力する乙女だから、ということと、息子のトビーには基本的にそういう人びとへの偏見がない(まあ自分の父親がそうだったということを知ったときのリアクションは、状況が状況だっただけに仕方ないとしても)ということが挙げられるでしょう。旅の途中に出てくる人たちも魅力的で、とりわけ先住民族のカルヴィン(グレアム・グリーン)が素敵で、彼とブリー(そしてそれを妬くトビー)のエピソードがよかったです。

フェリシティ・ハフマンは服の下にいろいろくっつけてゴツイ感を出したのでしょうか、メイクや発声法も含めてほんとうに女装した男性にしか見えませんでした。息子役のケヴィン・セガーズはすこぶる美形の少年で、汚れた二枚目という役柄か、若い頃のアラン・ドロンを思い出しました。あの顔で迫ってこられたら、そら誰でもドキドキしますわな・・ ただし金髪は似合いません。
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by poyance | 2008-09-16 12:59 | 映画
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