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熱いトタン屋根の猫(リチャード・ブルックス、1958年、アメリカ)
b0062149_2050162.jpgスカパー(シネフィル・イマジカ)から録画したものを鑑賞。病を患う資産家のポリット氏(バール・アイヴス)の誕生日を祝うため家に集った長男一家と次男夫婦。長男のグーパー(ジャック・カーソン)と妻のメイ(マデレーン・シャーウッド)は父親の遺産を手に入れようとやっきになっている。元フットボーラーの次男ブリック(ポール・ニューマン)は親友スキッパーと妻マギー(エリザベス・テーラー)との関係を知ってから、酒浸りで自暴自棄になり、マギーは夫が自分に全く触れようともしないのでヒステリックになっている。父親を嫌って会おうともせず酒ばかり飲んでいるブリックだが、ポリット氏かかりつけの医師から、父の余命がいくばくもないことを知らされる・・

テネシー・ウィリアムズの戯曲を映画化したもので、演劇がそのまま映像化されたものという感じなので、セリフが多く観ていて少々疲れます。ブリックが親友と同性愛の仲だった、という原作の設定も当時の規定上ぼかされているので、ブリックがなぜマギーをそこまで避けるのかが今ひとつピンときません。「もう嘘はなくそう」と言って最後はブリックとマギーが仲睦まじくなるけど、ブリックがゲイならそれが大きな嘘じゃないのかなあ・・ そもそもタイトルの猫とはマギーのことをさすのに、映画ではマギーにあまり焦点が置かれておらず、どちらかというと父親と息子の話がメインになるので題名があまり活かされていないと思います。

長男のグーパーも最後にえらくものわかりがよくなるので、父親がグーパーを嫌うのもよくわからないです(ひょっとして自分の息子ではないとかいった話が暴露されるのかと思っていたらそうでもありませんでした)。ポリット氏も最後に突然人が変わったようになるし、人物描写が粗雑に感じました。

ブリック役のポール・ニューマンはため息がでるほど美しいです。最近のおじいさんな顔しか見ていなかった(その顔も好きだけどさ)ので、驚きでした。逆にリズ・テイラーは顔の雑作が濃すぎて私にはどうしても美人に思えません。演技もそれほどいいと思えませんでした。ポリット氏役のバール・アイヴスはちょっとフィリップ・シーモア・ホフマンを思い出させる風貌で、愛情の何たるかを忘れた父親役を力演していました。長男の嫁役のマデレーン・シャーウッドも顔つきからしてイヤミさたっぷりでこちらも印象的でした。
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by poyance | 2008-09-04 20:59 | 映画
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