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菊豆(チュイトウ)(チャン・イーモウ、1990年、中国/日本)
b0062149_22374485.jpgスカパー(シネフィル・イマジカ)から録画したものを鑑賞。年老いた染物屋の金山(リー・ウェイ)の店を手伝いにやってきた甥の天青(リー・パオティエン)は、おじが金で買った若い嫁の菊豆(コン・リー)に心を奪われるが、彼女は子どもができないことを理由に夜な夜な折檻されていた。天青の気持ちを知った菊豆も天青に惹かれ、やがて二人は結ばれる。その後菊豆は天青の子を身ごもるが、金山は自分の子ができたと大喜びする・・

北京オリンピックの開会式のすばらしさに敬意を表して、というわけではありませんがチャン・イーモウ作品を観ました。この映画は昔テレビでところどころ観たことがあり、何だかエロティックだなあという記憶が残っていたのですが、今回観てその印象がなおさら強まりました。物語の内容はもちろんのこと、赤や青といった鮮やかな色の使い方が官能的で、それもしっとりした、というよりギラギラしているような感じです。監督自体の風貌にもそういったギラギラした雰囲気が感じられますし。

強欲じじいに痛めつけられる不幸な嫁と同じくじじいに虐げられる甥との悲恋物語みたいに見えますが、実際は菊豆も天青を誘惑するし、金山が下半身不随になったあとは、ののしったりいじめたりやりたい放題で、人間の業の深さを描いたものだといえます。その業の深さの象徴が子どもの天山で、無表情な顔がおそろしいです。

若いコン・リーがとても美しいです。この人はそれほど好きな女優、ってわけではないですが、この映画での体当たり演技を見て、女優魂を感じました。
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by poyance | 2008-08-24 23:00 | 映画
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