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イカとクジラ(ノア・バームバック、2005年、アメリカ)
b0062149_1545018.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。ともに作家である両親の離婚により、両者の家を行き来することになる兄弟ウォルト(ジェシー・アイゼンバーグ)とフランク(オーウェン・クライン)。ウォルトは落ち目の父バーナード(ジェフ・ダニエルズ)を尊敬しているが、フランクは上り調子の母ジョーン(ローラ・リニー)の肩を持つ・・

ウェス・アンダーソン製作で、監督が「ライフ・アクアティック」の共同脚本をつとめた人である、ということで観ました。自伝的要素の濃い作品だそうで、ポスターにもコピーにも「笑える」とありましたが、私にはあまりそう思えませんでした。何しろこの両親が二人ともエゴが強すぎて、子供がその犠牲になっているように見えたからです。ぱっと見は自分の主義を子供に押しつける父親のバーナードだけが悪いようだけれども、母親のジョーンも突然やって来た息子を「自分の時間が欲しいから」と追い返してしまうくらい利己的な面をあからさまにしているし、二人ともどっこいどっこいでしょう。もっとも自分が親だったら、この二人みたいになりかねないので批判はできないですが・・ とにかく Funny よりも Painful な面を大きく感じてしまいました。

キャスティングはとてもよかったと思います。ジェフ・ダニエルズもいろいろ化ける役者ですね。この父親役もはまってました。脇役のアンナ・パキン(挑発的な雰囲気がよい)とウィリアム・ボールドウィン(実は彼の演じたアイヴァンが最もまともな人間な気がする)も印象的でした。フランク役のオーウェン・クラインは、ケヴィン・クラインとフィービー・ケイツ(!)の息子だそうですが、どちら似なんでしょうね。

ところでこの映画には猫さんが結構重要な要素として登場するのですが、そのお姿はおがめないまま終わってしまいます。ポスターやDVDカバーにはいるんですけど、どんな猫さんかちゃんと観たかったな〜。
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by poyance | 2008-05-12 02:26 | 映画
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