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小さな唇(ミモ・カタリニチ、1974年、イタリア/スペイン)
b0062149_1394399.jpgスカパー(ザ・シネマ)から録画したものを鑑賞。戦争から戻って人が変わってしまった作家ポール(ピエール・クレマンティ)は、生きる希望を失っていたが、使用人の姪であるエヴァ(カティア・バーガー)の存在を知ってから、この少女に異様なほどの執着を示す・・

怪優ピエール・クレマンティ主演映画ということで観ました。大人の男が幼い少女にのめり込む、というロリータものですが、やたらと性的な妄想シーンが挿入され(その理由は終盤に明らかになります)、文芸ものとはいえど、その趣味の映画と言われても仕方のない出来です。後半になると、エヴァの怪しげなショットやポールがエヴァに抱くエロティックな妄想が多くなり、それもかなりえげつない(エヴァ役のカティア・バーガーはおそらく撮影当時13歳くらいだったはずなので、今だったら撮影不可能なんじゃないでしょうか)。救いといえば、ポールの思いが妄想のみに終わり、実際の行為へは至らないことと、エヴァが終始毅然としていて下品ではないことでしょうか。

ピエール・クレマンティはぴっちりしたヘアスタイルで何だか小倉一郎みたいなんですけど、役柄にはあっていたと思います。彼にも気品が感じられ、主人公の性格にしていやらしい感じは全くないです。カティア・バーガーはとても大人びた容貌と幼い体つきのアンバランスさが悩ましいけれど、上にも書いたように不潔な感じはない。まあ何が品がないかというと、作品の作り手の姿勢でしょうか。時代を感じさせるソフト・フォーカスの映像はそれなりに美しいんですが・・
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by poyance | 2008-05-05 02:18 | 映画
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