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ひかりのまち(マイケル・ウィンターボトム、1999年、イギリス)
b0062149_221424.jpgスカパー(シネフィル・イマジカ)で録画したものを鑑賞。カフェで働くナディア(ジーナ・マッキー)を中心に、その姉妹たち、両親、および行方不明の長男を描く群像劇。

荒削りな映像で素人が撮影したドキュメンタリー風の仕立てになっているのだけれど、ところどころで妙に盛り上がる(同時にマイケル・ナイマンの音楽がクローズアップされる)場面が意図的に感じられ、逆にリアリティに欠け中途半端に見えます。救いようのない家族それぞれのエピソードを並べたうえで、妹の出産をクライマックスに持ってきて「でも一抹の希望が・・」というのもありきたりに思えます。公開当時の99年なら新鮮に感じたかもしれないですが。この監督は好きか嫌いか微妙な位置にいたのですが、今回この作品を観て、根本的には苦手な人かなと思います。

フランクリンのエピソードだけ、ナディアの家族とは直接関係がないのになぜ出てくるのかと疑問に感じていたんですが、最後のシーンを観たら「将来家族になるかもしれない人」として登場してきたのかなと思えてきて、そこはいい終わり方だなと思いました。

配役は地味ながら悪くはなかったです。ナディア役のジーナ・マッキーの憎めないキャラクターが好きです。個性的なヘアスタイルやファッションも似合っています。デビー役のシャーリー・ヘンダーソンは素でやってるのかという自然さでした。くたびれたお父さん役のジャック・シェパードもなにげに印象的でした。

ちなみに、今回はフランス版のポスターを貼ってみました。原題は「不思議の国のアリス」とかけてあるのに、邦題はまったくそれが活かされていませんね・・
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by poyance | 2008-04-28 02:24 | 映画
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