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フェーンチャン ぼくの恋人(コムグリット・ドゥリーウィモン他、2003年、タイ)
b0062149_2230443.jpgスカパー(ムービープラス)から録画したものを鑑賞。母親から幼なじみの女の子ノイナーの結婚を知らされたジアップは、少年時代に思いを馳せる。一軒おいて隣に住むノイナー(フォーカス・ジラクン)と一緒にいつも女の子たちのグループで遊んでいたジアップ(チャーリム・タライラップ)は、ガキ大将ジャックが率いる男の子たちのグループも気になっていたのだった・・

少年時代の思い出をノスタルジックに描く、というのはいろんな映画で繰り返し行われているわけで新しくも何ともないのだけれど、これはかなりの秀作だと思います。子供たちそれぞれのキャラの立ち方とか、ジアップとノイナーの父親の確執話(しかしそれが最後は・・という展開がいい)とか、大通りの存在とか、繰り返し現れる遠景からのバスのショット(ミモザみたいな木とのコントラストがよい)とか、味わい深いディテールが効いていて、テンポもよく、いやらしく情に訴えかけることもない。そして最後のシーンをああいう終わらせ方にしたのも気が利いている。レトロな感じのタイポップがええっちゅうほど流れてきますが、それも子供たちのショットのバックに流れると楽しい。

子役たちはみんな芸達者でどの子もいい。とりわけ中心となるジアップとノイナーはほんとうに可愛らしく、ジアップのキリッとした美少年っぷりと、ノイナーの人なつこそうなたれ目の顔とお下げ髪の絶妙なバランス(だから終盤のノイナーはほとんど正面から撮影されることも、あるいはクローズアップされることもなく、最終シーンではふたたびお下げ髪で現れる)がすばらしいです。

これはなんと6人の監督の共作だそうで、ところどころにフランス映画のテイストが感じられるのは誰かの趣味なのかな。複数監督の作としてはよくまとまっています。
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by poyance | 2008-03-31 22:33 | 映画
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