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ローズ・イン・タイドランド(テリー・ギリアム、2005年、イギリス/カナダ)
b0062149_2213341.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。麻薬のやりすぎで死んだ母親を置き去りにして、父親ノア(ジェフ・ブリッジス)と旅に出たジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)。たどりついたおばあちゃんの家でノアはクスリで「バケーション」へ出かける。いつまでたっても旅から戻らない父親を残して「友人」たちと周囲を探索するジェライザ=ローズは、魔女のようなデル(ジャネット・マクティア)と頭に傷痕のあるその弟ディケンズ(ブレンダン・フレッチャー)に出会う・・

子供が主役とはいえ、実の子供にヘロイン注射を手伝わせる父親や、死体を剥製にしたり、体を売って食料調達するデル、「サメ退治」と称して列車を爆破しようとするディケンズ、そしてディケンズとジェライザ=ローズのあぶない交流といった登場人物の描写からして、とてもお子様向けとはいえない内容の映画です。残酷でグロい部分も多々ありますが、思ったよりも嫌悪感を抱かないのは、ジェライザ=ローズがまだ「死」とは何かをはっきり理解しておらず、あらゆる場面にあっけらかんとした態度で臨んでいるからでしょう。テリー・ギリアム作品は好きなもの(「未来世紀ブラジル」)と苦手なもの(「ラスベガスをやっつけろ」)とがあるのですが、これは結構面白かったです。

俳優陣も強力で、何よりもまずジェライザ=ローズを演じるジョデル・フェルランドが現代版アリスにぴったりで、素晴らしいです。彼女はほかにも「サイレント・ヒル」や米TV版「キングダム・ホスピタル」にも出演しているそうで、アングラの空気が漂う子役だったのでした。ジャネット・マクティアとブレンダン・フレッチャーもそれほど有名ではないけれど、見事な怪演です。そして最近こういうヨレヨレおやじの役が多い気がするジェフ・ブリッジスも出番は最初のほうだけとはいえ、強烈(「ことぶき」ハッピも含め)です。
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by poyance | 2007-11-18 22:03 | 映画
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