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007/カジノ・ロワイヤル(マーティン・キャンベル、2006年、アメリカ/イギリス)
007/カジノ・ロワイヤル(マーティン・キャンベル、2006年、アメリカ/イギリス)_b0062149_1152635.jpgレンタルDVDにて鑑賞。ダブルオーに昇格したばかりのジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が、テロ組織の資金源となっている「ル・シッフル」(マッツ・ミケルセン)なる男を、賭ポーカーで負かし、資金を回収する役目を担う。

007は日曜洋画劇場などで吹替になっているものをたまに観るけれど、ちゃんと観たのは初めてかもしれない・・ でも今まで観た007モノのなかでいちばん面白かったように思います。今回のボンドは今までの路線と全く違い、ワイルドで肉体派、お世辞にも「紳士」とはいえません。タキシードより裸のほうが似合います・・ というか、この作品、女性の肌の露出よりボンドの裸シーンのほうが圧倒的に多い! 濡れ場など申し訳程度。その筋の人向けなのかと勘ぐってしまうほどです。極めつけはあの全裸拷問シーン。「イエス! イエス!」というところは思わず吹き出した。笑える拷問場面というのも珍しいです。

高性能ボンドカー(今回の見所は「除細動器」というところが何となくショボイ・・)もあっという間に大破(アーストン・マーチンがもったいない・・)してしまうので、従来の007好きの人には拍子抜けなのかもしれないけれど、イイよ!このニューボンドは!と思いました。ダニエル・クレイグは先日観た「ミュンヘン」の路線で来たのがよかったです。あの役似合ってたし。時折麻雀をやっていて営業用の顔でなくなっているときのオール阪神(関西では吉本の芸人がただ麻雀をやっているだけ、という深夜番組があったのです・・)に見えてしまったが・・ ボンド・ガールのエヴァ・グリーンも美しい。名前が何となくレトロで、風貌もクラシックでいいわあ〜。個人的にはアイメイクばっちりじゃないときのほうが、ガーリーで可愛らしいと思います。そして、悪役のル・シッフルがまた冷淡顔で色っぽいのですよ。デンマークの俳優さんらしいけれど、素敵でした。

ところで、この映画の冒頭部分は非常にカッコいいです。モノクロで照明や構図も凝っていて、おお・・と観ていたら、おなじみのピストル撃ちポーズから始まるタイトルロールが、見ようによっちゃオシャレなのかもしれないが、ベタにも思えるトランプアニメに、まるで昭和歌謡曲のような主題歌という取り合わせで、ええー!?って思ってしまいました。でもここが妙に気になって、あとでまた観直してしまったよ。あの歌が今でも頭の片隅で流れてます・・
by poyance | 2007-06-18 20:33 | 映画
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