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ラストデイズ(ガス・ヴァン・サント、2005年、アメリカ)
b0062149_20444043.jpgDVDを買ってしまうと安心して観ないままになってしまうことが多々ありまして、これもそのひとつ。カンヌ週間に思い出し(これは2年前の出品作)、ついに鑑賞。ニルヴァーナのカート・コバーンの自殺を下敷きにしたフィクションで、森の中をさまようミュージシャンのブレイク(マイケル・ピット)を中心に、彼の家にたむろする数人の男女たち、勧誘目的やブレイクの安否確認のために家を訪れる人びととのやりとりを描いたもの。

路線としては「エレファント」や「ジェリー」と同じで、両作品の中間に位置するようなタイプだと思います。これという筋書きもなく、かといって抽象的でもない、またドキュメンタリー風ともいえないし、ファンタジーともいえない、また絶望感で重苦しすぎるというわけでもなく、力が抜けたような空気がある、という不思議な作品です。小品というか習作といった印象を受けました(といっても悪い意味では全くないです)。ほとんど説明もないので、ブレイクとルーク他家にいる若者たちの関係がわかりづらい(解説には「別荘にやってきた取り巻き連中」とあった)のが難だったのと、最後の昇天シーンが過剰演出に感じました(遠くからぼんやり自分を眺めているとか、そういう表現の仕方もあるだろうに)。いずれにせよ監督のなかではまだまだ発展途上の部分があるんだろうなあということで、今回カンヌに出品されている「パラノイド・パーク」がどんな感じに仕上がっているのか気になるところです。

監督が選ぶ若者たちって結構私も好きなタイプが多いのですが、今回もいい感じでした。美しいマイケル・ピット君は最後のほうまでほとんど顔を見せることなく、カート・コバーンの雰囲気を醸し出していました。ルーク役のルーカス・ハースも印象的でしたが、彼はよく考えたら「24」第4シーズンでテロリストのハッキングを見つけたために追われまくる青年でした。
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by poyance | 2007-05-27 21:02 | 映画
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