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許されざる者(クリント・イーストウッド、1992年、アメリカ)
b0062149_22115458.jpgレンタルDVDで鑑賞。かつてならず者だったが、今は「更生した」マニー(クリント・イーストウッド)は、娼婦たちが仲間を傷つけた男たちに賞金をかけた話を聞き、話を持ちかけたスコフィールド・キッド(ジェイムズ・ウールヴェット)と昔からの相棒ネッド(モーガン・フリーマン)とで彼女らのもとへと向かう。しかしそこには賞金狙いの男たちを阻止しようとする保安官リトル・ビル・ダゲット(ジーン・ハックマン)がいた・・というもの。

西部劇にはあまり触手が動かず、この監督の代表作を今まで観ていませんでした・・ これはアンチ西部劇、と解釈したのですが、一般的にもそうなんでしょうか。かつては荒くれだったにもかかわらず、今では馬にすら満足に乗れない弱々しい主人公、暴力的で娼婦を人間扱いしない保安官らの描き方、また「真人間になった」はずのマニーが一瞬にして復讐の鬼と化し、キッドはただの強がりの子どもだったという人間の弱さが提示され、暴力は何ら正義的なものではなく勧善懲悪の図式が否定されている、などの点からいわゆる西部劇から遠いところに位置する作品なのだなあと感じます。

モーガン・フリーマンとはこの頃すでにコンビを組んでいるのですね。2人の関係がちょっと「ミリオンダラー・ベイビー」を思わせるところがあります。この2人の大人の演技はともかく、スコフィールド・キッドもいいなあと思って観ていたのだけれど、この俳優さんはその後あまり見かけないですね。ジーン・ハックマンは私にはいい人の役のイメージが強いので、この役は悲しいです。いろいろ賞をとっているようですけれど。

この作品はほとんど前情報なく観たんですが、すごく不思議な味わいの映画ですね。特に最初と最後のナレーションのつながりにはすごく笑ってしまった・・ 他の人には「どこが?」と言われそうだけれど・・
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by poyance | 2007-05-19 21:02 | 映画
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