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スパイダーマン3(サム・ライミ、2007年、アメリカ)
b0062149_2239445.jpg先日オープンしたなんばパークスのシネコンで鑑賞。平日昼間なのに大入りでした。スパイダーマンはニューヨークのヒーローとして人気者になり、安定した生活を送るピーター(トビー・マグワイア)だが、一方でハリー(ジェイムズ・フランコ)はピーターへの復讐心に燃え、MJ(キルスティン・ダンスト)は仕事がうまくいかず悩んでいる。そこへ新たにサンドマン(トーマス・ヘイデン・チャーチ)なるモンスターが現れ、また謎の黒い物体もピーターを狙う・・というもの。

かいつまんでストーリーを書こうとしても長くなるくらい盛りだくさんの内容です。今回はピーターの三角関係、サンドマン、黒い物体と3つの物語が並行して語られ、最後に1つに集結する、という構成になっていて、詰め込み過ぎに見えなくもないです(ハリーとの物語の結末の描き方が薄いのは気になりましたが・・)が、それだけに退屈するシーンは全くなく2時間半ほどの長さをほとんど感じることもありませんでした。

シリーズものは回数を経るごとにマンネリ化して面白さも半減することがしばしばですが、この新作にはその心配は無用でした。これまでの2作に負けず劣らず、アメリカン・コミックのポップさと、画面からあふれるほどの映画作りへの情熱が感じられる秀作でした。今回のアクションシーンは空間をさらに意識させるもので、上下からの撮影を多用した興味深いものでした。

ところでこのシリーズでは所々にユルい場面があって、ホッとさせてくれるのですが、今回もフレンチレストランのシーンなど緩急の付け方が冴えています。また端役も丁寧に扱ってくれるところも好きで、大家さん親子や新聞社の人びとの魅力も堪能できました。

今回の悪役、トーマス・ヘイデン・チャーチは「根は悪くない人」としていい人選だったと思います。また、今回MJの恋敵として登場するブライス・ダラス・ハワードは「ヴィレッジ」のときとはまたひと味違う素敵な魅力(ほんとに色が白い!)を放っています。落ち着きの感じられる女優さんだけれど、こうやって見るとすごく若い人なんだなあ〜。最初は苦手なタイプかなと思っていた人なんですが今では結構好きな人です。

さてこのシリーズではピーターは一貫して弱い存在として描かれ続けてきましたが、今回がそのクライマックスとなるでしょう。おじさんが死んだ理由、ヒーローであることの困難さ、ハリーとの確執、といった第1シリーズからの物語にも決着が示され、3部作としてひとつの終わりを迎えたといえます。第4シリーズ以降もあるらしいのですが、人気絶頂のこの時点で終わらせてもいいのでは・・と思いました。
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by poyance | 2007-05-13 22:51 | 映画
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