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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(マルク・ローテムント、2005年、ドイツ)
b0062149_20393426.jpgWOWOWからハイビジョン録画したものを鑑賞。第2次世界大戦中、兄とともに反戦活動をしていた女学生ゾフィー(ユリア・イェンチ)は、大学構内でビラを撒いたとして逮捕され、ゲシュタポの尋問を受ける。あまりにも早く過酷な評決が下され、猶予なく刑が執行される彼女の運命が感情に走ることなく描かれます。

捕まるまではあっという間(「捕まるわけがない」と思っているわりには、下準備がお粗末なのが気になる)で、この映画のメインはゾフィーと尋問官モーアとのやりとりで、このシーンが半分近くを占めます。ほとんどが顔のショットで撮り方に小細工らしいこともしていないのに、スリリングで緊迫感のある画面になっていて、退屈することもありませんでした。ダークなトーンの映像に、ゾフィーがしばしば見上げる「自由」の象徴である空のみ明るい色調にしてあるのが印象的でした。

ユリア・イェンチは、意志の強いゾフィー役を好演しています。「言葉」のみを用いて信念を貫くことで、鋼鉄のような尋問官の思考すらもゆらがせる場面などは静かな興奮を呼び起こします。モーア役のアレクサンダー・ヘルトが見せる心理の微妙な変化もすばらしいです。
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by poyance | 2007-04-30 20:53 | 映画
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