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プルートで朝食を(ニール・ジョーダン、2006年、アイルランド/イギリス)
b0062149_20415230.jpgレンタルDVDで鑑賞。母親に捨てられて養子として育てられたパトリック・「キトゥン」(キリアン・マーフィー)は、幼い頃から自分の「女性」を自覚し、派手に着飾っては周囲から奇異の目で見られている。やがて彼は美しい母親を捜しに、故郷のアイルランドを離れ、ロンドンへ旅立つ・・という物語。

アイルランドとイギリスの対立が深刻化していた時代を背景にストーリーは展開されますが、キトゥンはほとんど関心を示さず、人種も、宗教も、性別も、過去も関係なく、愛する人たちをただただ優しく愛するのです。そのようなボーダーレスな愛の描き方は、「クライング・ゲーム」より徹底していて、感動的な場面も多いです。特にチャーリーが堕胎をやめる場面や、父親との再会のシーンは、セリフ(「そんなあなたが大好きなの」「母親を捜しに行って父親を見つけた」)ともども涙を誘います。ただ、物語が細かく章分けされていて、全体の流れが今ひとつスムーズに見えないのが残念です。

キトゥン役のキリアン・マーフィーは、最初あまりきれいに見えなかったのですが、「パトリック」が次第に「パトリシア」に変わっていくにつれてどんどん美しくなっていきました。キトゥンを取り巻く人たちのキャスティングもなかなかよく、特に神父役のリーアム・ニーソンや、チャーリー役のルース・ネッガ(可愛い!)が印象的です。スティーヴン・レイの役回りは「クライング・ゲーム」のときのことを考えると面白いですね。そして、どこかで見たことある顔が出ていると思ったら、ロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーでした。ミュージシャン関連では、ビリー・ハチェット役でギャヴィン・フライデーも出ています。その昔、ヴァージン・プリューンズというバンドでヴォーカルをしていた人だけど、素顔は結構ワイルドで、いい味出してました。
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by poyance | 2007-02-28 01:28 | 映画
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