Top
ミュンヘン(スティーヴン・スピルバーグ、2005年、アメリカ)
b0062149_20394894.jpgレンタルDVDで鑑賞。1972年のミュンヘン五輪で起きたイスラエル選手殺害事件の首謀者を暗殺するよう秘かに集められた5人組の物語。

撃ち合いや爆発シーンが多いものの、演出自体は抑制されていて、それが内容を見ごたえあるものにしています。5人が家族や他の人びとを巻き添えにしないよう極力努力し、テロリストではないという自覚を強く抱いていることが随所で表明されていますが、それでも彼らの苦悩は深く、終盤のハンスやアヴナーの台詞が痛々しいです。これもまたちょっと長く感じられるのが残念。ベッドシーンは余計じゃないですか? せっかく静かに盛り上がっていたのに、最後のアヴナーのアップをえんえん観ていると興醒めしてしまいました・・

ところでこの映画では70年代の雰囲気の表現がすばらしく、5人の服装や髪型はもちろん、部屋のインテリアや街の風景なども徹底的に再現されています。ルイが乗っていた車はなんとシトロエンDS! 走っているのを初めて見ましたが、美しいですね〜。

5人を演じていた俳優は地味目ながらそれぞれ持ち味を発揮していたと思います。エリック・バナは華やかさはないけれど堅実な演技でした。年配組のキアラン・ハインズやハンス・シジュラーは渋くてカッコいい。新007のダニエル・クレイグも血気盛んな若者役が似合ってました。今後007のイメージが固定されなければいいが、と思います。またマチュー・カソヴィッツがこの5人組の中にいたのが個人的に嬉しいです。彼の温和なキャラクターが役に活かされていてよかったです。

マチュー・カソヴィッツの他にも、イヴァン・アタル、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキなどフランスの若手俳優が何人か出ています。ルイを演じたマチュー・アマルリック(久々に見ました)の謎めいた雰囲気もよかったです。
[PR]
by poyance | 2007-02-23 21:10 | 映画
<< ダ・ヴィンチ・コード(ロン・ハ... ブロークバック・マウンテン(ア... >>


S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31