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ブロークバック・マウンテン(アン・リー、2005年、アメリカ)
b0062149_142758.jpgレンタルDVDで鑑賞。タイトルになっている山に放牧された羊の世話を夏の間2人きりですることになったイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は、いつしか結ばれるが、やがて別離のときが来て、それぞれの生活に戻ることになり・・という物語。

まず感じるのは、人のいる風景の美しさです。ブロークバックの山はもちろんのこと、さびれた町や、つぶれそうな家ですら、イニスやジャックがそこにいると何もかも絵のようにきれいです。特に青空の下で2人が立っている場面や、花火をバックにイニスと子供を抱いたアルマが立っている場面が印象的です。そのように美しい背景をもとに展開される内容は、男同士の恋愛、というよりも、運命の人がたまたま同性だった、という感じです。とりわけそれはイニスにあてはまっていて、彼は他の男と浮気をするわけでもなく、ただただ一途にジャックを思っているわけで、そのクライマックスとなる最後のシーンは、観ている側の涙を誘います。もっともイニスの奥さんの立場を考えるとかなり複雑な気分になりますが。ところで彼らの関係はアルマ以外の人にもわかっていたのでしょうか。イニスとラリーンの電話の場面がかなり含みのある撮り方をされていたのと、イニスがかつてジャックに語った「牧場経営の男」の話がオーヴァーラップされるあたりに、意味深なものを感じます。

ジェイク・ギレンホールはもともと好きなタイプの俳優ですが、これまでの少年っぽい役柄とはガラッと変わって、大人の色気を醸し出しています。ナヨナヨしたところなど皆無なのに、とてもなまめかしい。あの流し目は罪ですな〜。一方ヒース・レジャーはこれまで全く興味の対象になかった人なんですが、今回のイニス役は秀逸です。あのケモノみたいな獰猛さとダミ声が終盤に向かうにつれグッと来ます。アルマ役のミシェル・ウィリアムズも力演です。

ところで、この作品では20年という長い歳月が描かれていて、それが端的にわかるのが登場人物たちの風貌なんですけど、ラリーンのヘアスタイルがだんだんおかしくなるのが、別の意味で印象的でした。アン・ハサウェイみたいな可愛い女の子でも髪型一つでオバチャンみたいになるのね〜。ブロンドになるあたりからちょっと笑えました(最初はとてもカワイイのに・・)。

最後にこういう映画をフツーに一緒に観てくれる家人に感謝です。
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by poyance | 2007-02-18 02:25 | 映画
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