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美徳のよろめき(中平康、1957年、日本)
b0062149_2182496.jpgハードディスク内映画消化期間です。スカパーで録画したものを鑑賞。三島由紀夫原作、というより中平康もの、ということで観ました。

夫(三国連太郎)との生活に不満を感じている華族の家に育った節子(月丘夢路)は、結婚前に一度接吻した土屋(葉山良二)と再会し、「体さえ許さなければ」と自分に言い聞かせて逢瀬を重ねるようになる・・というもの。クラシックですな!!

この後原作を読んでみたら、かなり物語が違ってました。原作では、節子は自分から土屋をリードしてるし、一線も軽く越えてます。映画の節子は自分が官能的であるということはほとんど表に出さず、最後まで奥ゆかしく描かれていて、それが物足りないといえば物足りないけれど、そこに原作とは異なる面白さも見つかります。その代表例が節子の日記で、「男性」という記述はかなり笑える・・

キャストはなかなか興味深く、節子の友人である与志子役の宮城千賀子がとてもお洒落で素敵です。また謎の指圧師(何でも見抜いた上で「奥様、失礼ですが・・」と語りかけるところがコワイ)が西村晃だとは気づかなんだ。唯一土屋役の葉山良二の影が薄いので、なぜ節子が彼に惹かれるのかがわかりにくいです。節子の夫役の三国連太郎のほうがえらくカッコよくて、普通に観ているとつかみどころのない土屋より旦那の方が絶対がええわ〜と思うのだけれど、「奥様」にはあの粗野なところ耐えられないのかしら・・・

映画の画像が見つからなかったので、月丘夢路さんのお姿をご覧下さい。
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by poyance | 2007-01-31 02:07 | 映画
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