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恍惚(アンヌ・フォンテーヌ、2003年、フランス)
b0062149_12373640.jpgレンタルDVDで鑑賞。夫ベルナールの浮気を知ったカトリーヌ(ファニー・アルダン)は、いかがわしい店で出会った娼婦マルレーヌ(エマニュエル・ベアール)に依頼し、ナタリーという素人女として夫を誘惑し、その情事を逐一報告させる・・という物語。エロティックな内容ですが、映像での性描写はほとんどなく(思わせぶりなタイトルですが、そういうのを期待して観た人は裏切られます。題名はオリジナルどおり「ナタリー・・」でいいのに・・)で、ナタリーとベルナールの過激な行為はすべてマルレーヌの口から語られる、という形をとっており、それが物語の結末をすでに予告しています。
マルレーヌがあまりにもあけすけに事を語るので、カトリーヌは絶えきれずに彼女と会うのをやめるのですが、しばらくするとまた会ってしまう・・それは夫の意外な一面を知るため、だけでなくマルレーヌ自身にも会いたいから、のようにも見えます。マルレーヌも自分からカトリーヌの仕事場まで押しかけ、彼女をある意味「喜ばせる」ためにすすんでナタリー役を演じているようです。この二人に生まれる友情とも恋愛ともいえない奇妙な関係が、観ていてとても興味深かったです。
ファニー・アルダンは本当にほれぼれするほどカッコイイ。額にくっきりと何本もシワが刻まれたお顔が神々しくって。「8人の女たち」を観たときもそう思ったんですが、赤い色が大変お似合いです。エマニュエル・ベアールは役柄のこともあって今回かなりヘビーなメイクで、そのせいもあってかちょっと疲れた感じに見えます。それにかなり痩せたのかな? とてもか細く見えて、時折ハッとするような危うさが魅力的です。夫役のジェラール・ドバルデューはこの二人のせいで、影が薄い・・こんな目立たない役も珍しいですね。
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by poyance | 2006-02-06 13:07 | 映画
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