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12人の優しい日本人(三谷幸喜、2006年、大阪シアター・ドラマシティ)
b0062149_16435161.jpg続けて、Wowowで生放送された三谷さんのお芝居を鑑賞(結局録画して観ましたが・・)。何度もキャストを変えて舞台や映画で演じられている代表作ですが、今回が初見です。愛知万博や琴欧州のような時事ネタが盛り込まれていたけれど、本質的にはあまり変わってないのかな? 夫殺しの疑いをかけられた被告を、一般人から選ばれた12人の陪審員たちが、当初全員一致で無罪と判断してそのまま審議を終わろうとしたものの、そのうちの1人が突然有罪を主張し出して・・というもの。
結局真相は誰にもわからない、そして一つの事柄はとらえようによって全く逆の解釈ができる、そして結局のところ彼らの下した判断が本当に正しいのかどうかもわからない・・被告や証人のいない場所で無関係の人たちがあれこれ検討する陪審員制度のいい点も悪い点も活かされた推理劇でした。この制度の導入が決まるよりもずいぶん前に書かれ、おそらくアメリカ映画の「十二人の怒れる男」をふまえた作品なので、日本で実現されたら全然違うでしょうが、あそこまで極端でないにしても似たような状況は多々起こるんじゃないかなあと感じてしまいます。
今回のキャストも楽しかったですね。劇団出身者や三谷さんの作品にもすでに出ている人が多かったので、安心して観られました。鈴木砂羽さんはとてもきれいですね〜。はじけたキャラも可愛かった。男優陣では温水さんがちょっとドタバタしすぎかな、と思ったけれど、キャラ設定が「うざい人」なのでそうならざるを得ないですし・・。小日向さんや堀部さん(塗り固められた髪とストライプのスーツが似合う)のうさんくささもそれぞれ違っていて面白かったです。江口さんは、最初「なぜこの役が彼?」と思ったんですが、中盤からメキメキと本領が発揮されていきました。初舞台とは思えなかったです。
しかし、今回のベストキャストは何と言っても筒井道隆君。舞台慣れした人たちの中で、彼はいつもながらの「素」な感じの演技で異色といえば異色なのに、なぜこんなにはまるのでしょう。「ジンジャーエール!」最高です。
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by poyance | 2006-02-01 17:31 | 映画
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