年が明けると、誰に聞かれたわけでもないのに、やっぱり前の年のベストテンを考えてしまいます。昨年はハードディスクを導入したことで、保存メディアがビデオからDVDへ移行した年でした。ビデオの膨大な本数を教訓に、なるべく鑑賞してからメディアに落とそうとして、残すか消すかのボーダーライン上の作品を中心に観ていたので、DVDで買ったものや、最初からDVDに焼いた「絶対残す映画」は結局後回しになってしまったのが心残りです。前置きはこれぐらいにして、以下が昨年度のベスト10作品です。
1 エレファント(ガス・ヴァン・サント) セリフやナレーションではなく、映像そのものが語る美しい詩のような作品である一方で、下手なドキュメンタリーよりも遥かにリアルな映画でもある。文句なしの1位。 2 モーターサイクル・ダイアリーズ(ウォルター・サレス) 主人公の2人を演ずる俳優がどちらもすばらしく、ロード・ムービーものとしても秀作。 3 スイミング・プール(フランソワ・オゾン) さまざまな解釈が可能な謎めいた内容と対照的な明るい映像が不思議な感覚を生みだしている。女優2人の演技も見もの。 4 真珠の耳飾りの少女(ピーター・ウェーバー) これも多くを語らずして、静かな高揚感を与えてくれる作品。17世紀の風景に溶け込んだスカーレット・ヨハンソンが美しい。 5 ふたりにクギづけ(ボビー/ピーター・ファレリー) きわどいテーマをよくぞここまで楽しく仕上げてくれました、ということで。兄弟役の俳優2人が楽しんでやっているのが伝わってくるよう。 6 コーヒー&シガレッツ(ジム・ジャームッシュ) 7 スクール・オブ・ロック(リチャード・リンクレイター) 8 レイ(テイラー・ハックフォード) 9 砂と霧の家(ヴァディム・パールマン) 10 スパニッシュ・アパートメント(セドリック・クラピッシュ) 次点 オールド・ボーイ(パク・チャヌク) 2、3本惜しくも入りきらなかった作品があるものの、わりとすんなり決まりました。 ちなみに、家人の昨年度ベストテンは 1 エレファント 2 コーヒー&シガレッツ 3 スイミング・プール 4 モーターサイクル・ダイアリーズ 5 真珠の耳飾りの少女 6 レイ 7 ふたりにクギづけ 8 エターナル・サンシャイン(ミシェル・ゴンドリー) 9 スパニッシュ・アパートメント 10 アイ・アム・サム(ジェシー・ネルソン) 次点 スクール・オブ・ロック でした。ほとんどかぶってるやん! 今年はもっと本当に観たい映画を中心に観ていきたいものです。手始めに録りためたアジア系映画を観ようかな。そういえば、今年のカンヌ映画祭の審査委員長はウォン・カーウァイだそうで、とても楽しみだな〜。
by poyance
| 2006-01-11 16:40
| 映画
|
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