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ばかのハコ船(山下敦弘、2002年、日本)
b0062149_1913515.jpg「どんてん生活」に続き、山下監督ものをまた鑑賞。前作と比べて映像がはるかにきれいです。田んぼのあぜ道を人物が歩くシーンや、尾崎さんが吐いているのをだんだん遠ざかりながら映すシーンなど、洗練されたショットが色々記憶に残ります。しかし、内容的には「どんてん‥」のほうがずっと面白かった。ポスターのコピーにもあるように、今回の主人公は「横暴でわがままで自分勝手な」救いようのない男なんですが、「どんてん‥」の2人みたいに愛着がわくようなタイプの「バカ」に感じられませんでした(コピーだと「でもニクメナイ」と続くけど、観ていたらイライラしてきた)。久子さんがなんでこの人にいつまでも惹かれるのか疑問です(それだけ彼女もバカだってことなのかもしれないが)。笑いのネタがセックスとシモ関係に行きがちなのも、「どんてん‥」のときは自然な感じだったのに、今回は安易に思えました。最後のオチは笑えたけれど‥
主演はおなじみの山本浩司ですが、今回は彼よりも尾崎さんを演じた山本剛史のほうが強烈です。女優陣はあまり魅力を感じられませんでした。これは前作でも感じたことなので、監督の好みと合わないのかな。笹野高史と木野花が両親役で出ていて、ほかの俳優たちが素人くさいだけに彼らのうまさが逆に映画で浮いていたように思えます。期待していた作品なので、ちょっと残念。
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by poyance | 2005-09-09 19:30 | 映画
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