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真珠の耳飾りの少女(ピーター・ウェーバー、2002年、イギリス)
b0062149_18512990.jpgフェルメールの絵画を題材に、コリン・ファースとスカーレット・ヨハンソンというキャスティングが魅力的なこの作品を鑑賞。17世紀のオランダが舞台で、どのショットも絵画の一部のような美しさです。とりわけフェルメールのアトリエの様子は、彼の作品の雰囲気そのもので、おそらくあの数少ない絵画を研究し尽くしたんだろうなあ。そのアトリエの中にいるときのグリート(スカーレット)の美しいこと。顔のアップがかなり多いのにその透き通るような白い肌には非の打ち所がありません。スカーレットは今回露出部分が顔(髪の毛も帽子で隠されている)と手ぐらいしかないのに、なんでこうも色気が漂うのでしょう。秘めた恋をしているグリートが、単なる清純な少女ではない(結構気が強いし、欲望もある)ことが体からにじみ出ています。
炊事・掃除・洗濯など日常の生活風景が多く描かれていて(もっともそれをこなしているのは召使いの人たちなんですが)、そのような日々の営みが淡々と続けられていくなかで、フェルメールとグリートの恋が静かに進行していく、という設定もよかった。
二人は実際ほとんど体も触れ合わないし、会話はおろか視線を交わらせることもあまりないのですが、彼らが二人で顔料をこねたり、グリートの無言のアドバイスをフェルメールが取り入れたりするところに、通い合う気持ちが表現されています。その静かな描き方がとてもすばらしくて、奥さんや娘の嫉妬のエピソードがうるさいぐらいです。いっそ誰にもわからないくらい隠れた恋にしちゃったらよかったのに‥ そうなると原作の物語とかなり違っちゃうか‥
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by poyance | 2005-08-28 19:22 | 映画
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