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Code 46 (マイケル・ウィンターボトム、2003年、イギリス)
b0062149_22325767.jpgマイケル・ウィンターボトムの映画は前々から興味があって録画だめしていたのですが、ついつい見そびれていて、このSF作品が初見です。まず道路、橋、ビル群といった建造物から、地下鉄や繁華街にいたるまで「都市」がとても魅力的に撮られていました。舞台には上海が選ばれているのですが、近未来感たっぷりな一方でどこか懐かしい雰囲気です(導入部を見ていて、タルコフスキーの「惑星ソラリス」を何となく思い出しました)。窓ディスプレイといった小道具も将来ありそうなものが多くて、センスがありました。マリアの住んでいる部屋もカッコよかったなあ。
「近未来」の話ですが、あまりSF感はありません。設定は未来の話じゃないと成り立たないんですが、話そのものはとても古典的だと思います。オイディプス神話を未来に持ってくるアイディアは面白いけれど、2人の間の謎が明らかになった後に彼らが取った行動とかは、昔も今も変わらんやん、という感じでちょっとヒネリがなかったかな〜。映像がよかっただけに、物語をもうちょっと練り込んでもらいたかったです。
ハリウッドのSF(例えばサマンサ・モートンが前に出演した「マイノリティー・リポート」など)と比べると、すごく「まったり」していて、それがダメな人にはツライ映画かもしれません。SF映画として見ないほうがよいと思います(って監督も言ってるし)。私は嫌いじゃないけれど、やっぱりどこかでパンチが欲しかったかな・・ ストリートを舞台にした以前の作品のほうが、監督のよさは発揮されているかもしれないので、録りだめしていた映画を見てみよう。
「惑星ソラリス」の他にも思い出したものがもう一つ。それは「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」です。設定とかテーマとか似ているわけじゃないんですけど、なぜか思い出したんですよね〜。後で見たインタヴューで、監督自身も村上作品にもインスパイアされていると言っていました。ところで、万が一「ねじまき鳥クロニクル」が海外で映画化されるとしたら、主人公役にティム・ロビンスってどうかな〜とふと思いました。「僕」って感じがしませんか?
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by poyance | 2005-03-05 23:29 | 映画
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