「キャシャーン」を挫折した後、同じくレンタルしてきたこの映画を鑑賞(本当に脈絡のない借り方をしてます・・)。夜中2時から開始したにもかかわらず、一気に見られました。まず、主役のロマン・デュリスが一瞬彼だとわからないくらい地味でビックリ。今まではモジャモジャ頭のイメージしかなかったので、この髪型は意表をつかれました。でも、ここまで頭がスッキリしていると表情がすごくよくわかって、笑った顔がカワイイんだなあ〜と認識。その他オドレイ・トトゥ(着ている服が今回もキュート)も出てます。嬉しかったのは久々にジュディット・ゴドレーシュを映画上で見られたこと。彼女のデビュー作(だったかな?)「15才の少女」がすごく好きだったんだけれど、最近あまりお見かけしないなあ〜と思っていたのでした。美しい人妻役がお似合いで、家人も胸をトキメかせておりました。
話の内容は「エラスムス」という制度でスペイン留学することになったフランス人学生グザヴィエの1年間を描いたもの。自宅通いで地味な学生生活を送っていた私には、楽しそうでうらやましいかぎり。そしてこの映画の原題は「auberge espagnole」というのですが、文字通り「スペインの宿」の意味の他に、「たがが緩んだ状況、ろくでもない所(映画では「ごちゃまぜ」となってました)」という意味もあるそうで、まさにグザヴィエが暮らすアパルトマンを言い表してます。これといった大事件もなく、淡々と話が進むのに退屈しないのは、このアパルトマンに住むルームメイトたち(国籍も性格もマチマチなのに、ほとんどみんな本国に恋人がいるにもかかわらず浮気してる・・)が、生き生きとしているからでしょうか。有名どころが演じているわけではないのですが、みんなのびのびとした演技で見ていて楽しかったです。特にレズビアンのイザベルがカッコよかった。彼女を演ずるセシル・ドゥ・ラ・フランスは「ぼくセザール10歳半・・」という映画にも出ているらしいので、こちらも見てみようかな。
by poyance
| 2005-02-24 16:09
| 映画
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