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僕の妻はシャルロット・ゲンズブール(イヴァン・アタル、2001年、フランス)
僕の妻はシャルロット・ゲンズブール(イヴァン・アタル、2001年、フランス)_b0062149_20301117.jpg先日買ったDVDの中に、「シャルロット・フォーエヴァー」と「なまいきシャルロット」のツインDVDセットがあり、特典映像で「なまいき」に出た当時のインタヴューがありました。そこには今後も女優を続けるかどうかわからないと蚊の鳴くような声で話す小さなシャルロットがいたのですが、それからもう20年近く経っているのですね〜。数年前に、しっかりした声で話す「ビュッシュ・ドゥ・ノエル」のシャルロットを見たとき、ああ大人の女優になったのだなあと思いました。フレンチ・ロリータの代名詞だった頃のシャルロットも好きですが、最近めっきり女らしくなった彼女も大好きです。この映画の監督は彼女の夫イヴァン・アタルで、これまで見られなかった表情豊かなシャルロットを見ることができます。特にラストシーンの彼女はとてもキュートです。
邦題は「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」ですが、「ゲンズブール」という名字は出てこないんですよね〜 原題はMa femme est une actrice(僕の妻は女優)だし。シャルロットの相手役(テレンス・スタンプという配役がシブイ)も名前が出てこないし、極力人名は省かれています。お話は人気女優の夫の苦悩を、姉夫婦の話もからませて、コメディタッチで描いたもの。コメディとしてはどうなのでしょう・・フランスのコメディは時として面白く思えないんですが、これはイヴァン自身も語っているように、ウディ・アレンやビリー・ワイルダーの作品を思い出させるところもあり、それより何より、全体にイヴァン・アタルのシャルロット・ゲンズブールへの愛情が漂っていて、楽しく見られました。たまにはこういう安心してみられる映画もいいですね。破局や離婚の多い芸能界のなか、この2人はいつまでも相思相愛でいてもらいたいカップルです。
シャルロットの衣装を見るのも楽しかった。トレンチ・コート姿はカッコいいし、初めて見るスッチー姿(制服がカワイイ)も素敵でした。
またこの映画にもリュディヴィーヌ・サニエが登場してます。「スイミング・プール」でも思ったけれど、彼女のちょっとかすれた声、好きだなあ。
by poyance | 2005-02-21 21:42 | 映画
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