Top
SHAME -シェイム- Shame
b0062149_193735.jpg監督:スティーヴ・マックィーン
公開年、制作国:2011年、イギリス

WOWOWから録画したものを鑑賞。これでもか、というくらいの性描写が次々と続くのだが不思議といやらしさを感じないのは、スタイリッシュで抑えたトーンの映像や、快楽というより苦痛に歪んでいるように見える主人公ブランドンの表情(まるで「行」を積んでいるようにさえ見える)、そしてこれらの行為のほとんどに愛情が伴っていないという事実によるためだろうか。彼らは人間と人間がまるで機械じかけの人形のようにただ動いているだけで、お互いの顔を見ようともしない。だからこそ、彼が唯一まともにつきあおうとした同僚の女性との行為は体温を感じさせるタッチで長く描写されるのであり、結局ブランドンはその温かい世界に入れないという結果を迎える。おそらく相手と正面から向きあおうとすれば、妹とのように傷つけあう関係になってしまうのだろう。後半の展開は取ってつけた感じもしなくはないが、ラストシーンは印象的だ。

マイケル・ファスベンダーは終始冷静にこのチャレンジングな役を演じているが、後々までトラウマになりそうだ‥‥ 妹役でキャリー・マリガンが出ているがこちらも男に依存してしまうダメな女を好演している。彼らが地下鉄の駅でたわいもない会話をするシーンは、唯一ほっとできるシーンでもあり、とてもよかった。
[PR]
by poyance | 2013-07-07 19:45 | 映画
<< 幸せの教室 Larry Cr... それでも、愛してる The ... >>


S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31