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007 スカイフォール Skyfall
b0062149_18373330.jpg監督:サム・メンデス
公開年、制作国:2012年、アメリカ

大阪ステーションシティシネマにて鑑賞。こういう映画にリアリティを求めるのは間違いだとわかってはいるが、冒頭の突拍子もないアクション・シーンを観ただけでおかしくて吹き出しそうになる。その後のタイトルロールでは、せっかくアデルがしっとりと主題歌を歌っても、あの独特のアニメーションがまた映画をイロモノっぽく見せてしまっている。映画を見始めてから監督がサム・メンデスだと知るが、『アメリカン・ビューティー』や『レボリューショナリー・ロード』のようなドラマティックな演出がここで行われ、ボンドが生真面目な表情をすればするほど、こちらは真面目に観ていられなくなってくる。それを狙ってやっているのか・・

今回もボンド・ガールの影が薄い(おまけにボンド・カーも)。ダニエル・クレイグのボンドになってから、濡れ場はほんのお飾りにすぎず、逆に彼の肉体美が強調されるようなシーンが増えていて、今回も意味もなく泳いだりしている。シルヴァとのやりとりの中にも意味深なセリフがあったし、Mとの関係も母と息子というイメージが重なり、母の愛に飢えるボンドの姿が感じられるなど、意図的に彼のゲイ的な要素が提示されているように思う。過去のファンには受け入れがたい話だろうが、こういう解釈もあってもいいんじゃない? 少なくともクレイグ・ボンドに限っては。

b0062149_18575715.jpgいろいろ思うことはあるが、私はダニエル・クレイグ版ボンド・シリーズはどれも楽しく観ているし、この路線をまた次回作で展開してもらいたい。もっとも彼も年齢的にあと1、2作くらいなのかしら(今回のテーマの一つに「世代交代」というのもありました)。トム・フォードのスーツをビシッと着こなす姿はまだまだ美しいですが。敵役のハビエル・バルデムは、路線的には『ノー・カントリー』に近いものがあるが、ちょっと作りすぎかな(それも笑いを誘う要因のひとつだった)。

次回から新体制になるのも楽しみ。レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリスも魅力的だし、何より「Q」が可愛い〜 『ブライト・スター』のベン・ウィショー君がこんなメジャーな娯楽作品に出てるのも驚きだが、彼のナイーヴで繊細なイメージが活かされた役でした。ちょっと武田真治にも見えるけど・・
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by poyance | 2012-12-15 19:01 | 映画
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