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アバウト・ア・ボーイ(クリス・ウェイツ/ポール・ウェイツ、2002年、アメリカ)
b0062149_22425072.jpgその昔、ヒュー・グラントといえば、「モーリス」に出ていた麗しの青年であり、ジェイムズ・アイヴォリーが繰り広げる美しい映像のなかで、タキシードやツイードのスーツを素敵に着こなし、若かりしころのワタクシども女子高生を熱狂させたイギリスの貴公子だったのです。
その「ヒュー様」が今や「ラブコメの帝王」になろうとは、その当時誰も思わなかったでしょう。最近の出演作で思いつくのはほとんどラブコメで、おまけにダメ男な役が多いような気がします。考えてみるとイギリス美青年ブームの発端となった「アナザー・カントリー」に出ていたルパート・エヴェレットやコリン・ファースも路線がだいぶ変わってきたような・・(コリン・ファースはシリアスな役もやってますけれども。私はジャドを演じた彼がすごーーーく好きで、しばらく日本で消息を聞かないなと思っていたら、いつのまにかイギリスで「セクシーな男」の代名詞みたいな存在になっていてビックラしました)。やっぱりキレイなだけじゃ今ややってけないのでしょうか。
この「アバウト・ア・ボーイ」のヒューさんが演ずるのは「一発屋の親が作曲したバカバカしい歌の著作権料で遊んで暮らす中身がカラッポの男」という、聞いてるだけであぁ〜っていう感じの役です。おまけに見ているうちにだんだんヒュー様が「さんま」に見えてきました。このダメ男がある男の子と知り合うことで、だんだん人情に目覚めていく、っていうほんとにさんま主演でありそうなベタなストーリーなんですが、わりとカラリとした味付けなので、見てて嫌みがないです。そしてダメダメな彼は大人の立場からその男の子と対等に接しようとするのではなくて、もともと子ども並みの精神年齢で行動してるのですが、ヒュー様のすごいところは、それが地に見えてしまうということです。よくこんな役引き受けたよなあ・・でも他に誰がやるよ?と言われたら思いつかないですね・・。子役の少年は自分の子どもの頃を思い出させることもあって、あんまり可愛く見えなかったんですが、ロバータ・フラックを歌っているときのボーイ・ソプラノは美しかったです。
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by poyance | 2004-12-18 01:32 | 映画
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