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トワイライト〜初恋〜(キャサリン・ハードウィック、2008年、アメリカ)
b0062149_2111857.jpgWOWOWから録画したものを鑑賞。クリステン・スチュワートを観たいだけで、吸血鬼映画という内容にはほとんど興味なかったのだが、結構面白くて最後まで観てしまった。

学校で普通の生活をしつつもヴァンパイアであることに葛藤する姿を観ていると、萩尾望都の『ポーの一族』を思い出す。時代も背景も違うんだけれど、どこか少女漫画的な雰囲気が漂っているのは、原作の著者もこの映画の監督も女性だからなのだろうか。ベラをとりまく若者たちのキャラがそれぞれ立っているのも漫画っぽいし。ただ『ポーの一族』では、愛する人を寂しさから自分の側に引き込むことになるが、こちらではあくまでも一線を保ち欲望に耐えるストイックなヴァンパイアが描かれるのが興味深い。もはや純愛とはこういう形でしか表現できない、ということか。

とはいえ、この映画が面白かったのは吸血鬼映画、というよりも学園ものの性格が強いからかもしれない。美しい転校生、学校のアウトサイダー的存在との恋愛、プロムの相手探し、などなど学園ドラマではおなじみのエピソードが次々と出てきて、アメリカのティーンたちにはたまらない内容だろう。ベラがそういう明るい高校生ライフにハマれない陰のある少女、という設定もよい。もっともこの映画は「トワイライト・サーガ」シリーズとして続く予定なのでどう転んでいくかはわからないが。個人的にはオオカミ族のジェイコブとの今後の展開が気になる。

クリステン・スチュワートの大人びたクールな美しさは、ヒロインの性格とぴったりである。彼女は良家のお嬢さんよりも、こういう田舎育ちでボーイッシュな雰囲気の役がよく似合う。何でもこのあとに出演した映画では、ジョーン・ジェットを演じているそうで、ロック・テイストな美女もはまり役かも。
一方で、エドワード役のロバート・パティンソンはハンサムに見えず、ベラの相手として少々見劣りする(ポスターの雰囲気とは結構違います)。もう少し繊細な風貌の人がよかったな〜(そもそもエドワードをはじめとするカレン家の人たちの白塗りメイクが最初から最後まで違和感アリアリで、もう少しどうにかならぬものかと思う)。
その他ベラの母親役に「24」のニーナ、エドワードの敵役ジェイムズに「The OC」のヴォルチェック、カレン医師に「シックス・フィート・アンダー」のジミーなど、見覚えのある顔がいろいろ出てきた。

エンドロールにレディオヘッドの 15 Steps が流れてきた。やっぱりカッコイイ曲だな〜。
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by poyance | 2009-12-29 21:01 | 映画
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